風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

放置された畑

手入れされているのかどうかわからない畑って歩いていると結構あります。季節とか植えるものによって違うのでしょうね。一応そういうのをイメージしたのですが、それは結果論。 ここで描いている絵のかなりは、最初は偶然にできた模様から描いています。ザッ…

林の抜け道--その2

いつの間にか、と言うよりずっと前から、このブログは思い出した時に更新するような場末感まるだしのブログになってしまいました。それでも続いているだけマシみたいなものですが、日頃の練習をタンタンと公開するような形です。間が開くと言うことは、あま…

廃墟

館か城跡か、あるいはお寺のような廃墟のイメージです。割とそういうの好きでして、こっち系の絵は幾つか描いています。私が住んでいる周辺には小さな城跡が幾つかあります。大体は大したことないのですが、中には規模の大きいのもあります。中世の砦のよう…

草伸びる

雑草は急速に伸びる。悪いことは覚えやすい。カビは繁殖する。増長は止まらない。性格はすぐ歪む。まったくね、ちょっと油断したら知らぬ間にの典型ですね。 どこでも同じなのですが、うちの庭ももう草茫々です。いつの間にか放ったらかし。いつだったか見た…

朽ちるヶ原

枯れ野原でも良かったのですが、朽ちるイメージにしたかったのですね。タイトルはどうってことありません。近所の痩せ野原を歩いているとどこにでもある光景です。土地がやせて朽ちて、小さな切り株がやっと命を保っているイメージです。 絵としては毎度似た…

茂みへ続く道

ちょっといじり過ぎましたね。樹林が重くなり過ぎました。下半分くらいの感じが良かった。いくら描いても課題が残ります。 私がここでやっていることは全て暗示の研究です。形を描かないで結果的にそう見えるということを考えています。まるっきりの水墨画で…

暮色--2

以前描いたのと連作のような形です。画面下部をふと計画変更して崩れてしまいました。洗い流しで誤魔化しました。失敗も成功も全てが後に繋がると思ってやるしかありません。 暮れる渓谷--2 暮れて行くときって、独特の雰囲気があります。明けるときと瞬間を…

夢の中

睡眠中の夢のなかです。いつもの絵とはちょっと違った雰囲気。現実ではなく、見えるものはシルエット状と言うか、皆逆光になっている。夢の中はだいたいそんなイメージです 夢のイメージを描いてみたい欲求は普段からあります。無理やり描いたりもしています…

暮色

暮色と言っても、このぶろぐですから当然モノクロです。暮れて行く池の入り江みたいなところを描いたつもりですが、これはかなり失敗してしましました。雲のボカシですが、いたずらなところへ拡がってしまって後はいつもの悪あがき。 どうにもこの絵の具はタ…

斜面の絵幾度か

斜面の絵はこれまでに何度も描いています。別に斜面が好きって訳じゃないのですが、因縁を感じるのですね。何しろ斜面を転がり落ちるような人生でしたから。 それがまた、高い所からだとまだしも、低いところからどん底ですからね、話になりません。 あ、高…

明けましておめでとうございます

月日経ち 頭はぼやけ 歳を喰い それでも新しい年を迎える。喜ぶべきか嘆息すべきか。 いえいえ、喜んで置きましょう。置きましょうと言うのも随分な言い方ですが、とにかく生きている訳です。そして新年のお祝いと称してまた飲める訳です。明日辺り、近所の…

森の中の古木

うふふ、最近は抽象系により深くのめり込むようになりました。形を整えてはっきり描くよりは、個人的には、実にこっちが面白いのです。 古木 狙いがあっても精々二割。あとはほぼ偶然です。しかし狙いの二割は意外に大きくて、それだったら二割じゃないだろ…

ケーブルの街

考えてみれば、街はケーブルだらけなのですね。街と言うより地球そのものが…。なにやら毛細血管を想像してしまいますが、人が生きるのにいったいどれだけのケーブルが必要なのかな。 ケーブルの街 街を描くことが少ないので少しばかり練習です。墨汁を使って…

あっちの空は明るいぞ

ははは、この頃似たようなのばかり描いています。もう三年も鬱陶しい日々を過ごして、そろそろ光が見えないかなと思う気持ちの表れでしょうかねこれは。サッカーなんかノーマスクでやってるくらいだし海外ではほぼ終わっている感じなのに日本だけがどうして…

林の抜け道

かなり前に似たような絵を描きました。描き直したのですね。しかし、墨汁の上からポスカラを乗せたりして失敗してしまいました。やっぱり溶け込みません。墨汁のままの方が良かった。まあでも、全てが描画上の実験です。実験には失敗がつきもの。 林の抜け道…

茂みの出口

ちょっと荒れてしまいましたが、茂みから抜け出たようなところです。あまり丁寧なことをしないで荒っぽいままにやっています。 と言ってなかなか上手くは行かないのですね。この味を好んでいるのでしょうがないのですが、毎日ため息が出ます。 茂みには尖っ…

夕方の池

子供の頃にザリガニ釣りをしていて、つい夕方まで遊んでしまったときのような感じですね。あまりぼかさないちょっとぶっきらぼうなポキポキした描画です。しかしこれはこれで一つの描画法であって、悪くはないと思います。 夕方の池 ついつい池とか沼とかの…

古木のある斜面

しばらくサボっている間に随分更新が間延びしてしまいました。ほぼありネガですが。視点を変えれば違って見える見本です。と言ってもかなり個人的な頭の中の話です。 できるだけ大きな筆跡だけを残す描き方を試したいと思ってあれこれやるのですが、結果とし…

畑の一本の木

うっふっふ、随分昔のが出てきましたよ。現在はやや水墨画風ですが、これはごく普通の透明水彩のような描き方をしていた時代です。 失敗して放置していたものですが、上からちょっと重ねました。しかもポスカラの上から墨汁を重ねるという無節操さ。呆れてし…

畔に枯れ木あり

以前似たようなのを描きました。余程こんなシーンが好きなんだろうと思います。人がどんなものを好むのかは色々と興味深いものがあります。 畔の枯れ木 個人的には、全てにピントが合っているような描き方よりも適当にぼかされた絵が好きです。水墨画に惹か…

密林

ジャングル系は何度か描いていますが、なかなか思い通りには行きません。描き込み過ぎたり潰れたり足りなかったり。最近では絵の具の問題もあります。ちょっとザラつくのですね。練習では眼を瞑りますが。 密林 それはともかくとして、こんなところでなにか…

峡谷

峡谷というよりは狭谷です。深く狭い谷底。 最近似たようなのばかり描いています。どういう訳かそうなっちゃうのですね。こういうものでも大雑把な筆のタッチを置くところから進めるので下描きはありません。 それはやっぱり難しいですが、整えるのがここの…

干上がる沼

わざわざモノクロだけという変わったことをやっていて、しかも好みがちょっと物寂しげということなので、ずっとパッとしない形になっています。しかしモノクロには独特の雰囲気があって、私など昔のモノクロ映画などが却って新鮮に感じます。 しかし逆に、妙…

暗がりの山頂

これは墨汁で描いています。その意味では水墨画とも言えるかも知れませんが、これは墨汁を用いた水彩画です。ちょっとドラマチックに描いてやろうと思いました。 水墨画も最近はかなり色んな描き方をする人が増えてきたみたいで垣根も段々なくなって行くかも…

静かなる川

静かなるドン--なんてのがありますが、あれはロシアの小説のタイトルをもじった漫画でしたっけ。漫画の方は静かな親分のことかな。私は読んだことないですが、これはそれとは関係ありません。川の深きは静かに流れる--そんなところです。 底の深いところでは…

向こうへ

横が続きましたので今度は縦。前回やや細か過ぎたので今回はできるだけザッとやっただけにしました。相変わらずの試行錯誤の迷い道です。なんとなく雪道に見えますが、暑いのでむしろ良いんじゃないですかね。 絵の具にちょっと墨汁を混ぜたりとあれこれやっ…

瓦礫と人々

なかなかイメージが難しすぎてどうにも描けませんでした。何だか最近は段々と日慣れしているのか、欧州での戦の報道が一時程のボリュームではなくなってきているように思えます。日常の不安事は沢山あるので、これはしょうがないですけれど。 瓦礫の街 天然…

切通しの草むら

前回と似たようなところでの抜きの練習ですね。近所の散歩道です。道路脇を削って切通みたいになっているところです。向こう側は一度洗い流しての描き直しです。 切通の草むら この頃はもう、描けば描くほど多少でも進展があるのかないのか分からなくなりつ…

病葉の斜面

どうってことないタイトルであまりやる気も見えない感じですが、相変わらずややこしい所の抜きの練習をしています。 病葉の斜面 もうちょっと進めても良かったのですが、潰れるような気がして放置です。今のところはちょっとばかり悔しい状態です。山の中で…

草もつれ

草が勢いよく斜めに伸びてもつれているようなところをイメージした抜きの練習ですが、まあほんとに大変です。さすがにこういうのをやる時は鉛筆で多少はアタリを取った方がやり易いですね。行き当たりでやってしまったので、これが今のところ精一杯です。 草…