風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

陰影で暗示的に描く練習

しばらく裸婦がお留守でしたので、少しやってみたいと思います。これは、陰影(明暗)を優先してまったく単純に暗示的に描く練習です。なるべく単純に、それでいてできるならリアル感も出したい練習です。 一二度触ったらそれで終わりの描き方で人体を暗示で…

作為と偶然性の間

昨日は慣れないことをやってお茶を濁しましたので、気を入れ替えてやりたいと思います。 これは常日頃私が不思議に感じていることです。無作為な形を描いているようでも、現実にはないような物を描いても、なる程の人とそうでない人との違いは明白にあります…

迎撃基地

迎撃基地にしては砲の数が少ないですね。ことのついでと言うか、出かかったなんとかみたいなことで、先日の続きをしました。 SF的なガンベースですが、古代のメソポタミアかあの辺のジッグラトのような形の基地をイメージしました。一応空にも何か飛んでいる…

基地と宇宙船

ちょっと縦長ですが、そのように見えるでしょうか。SFのコンセプトアートやメカニックのようなものでも、先ずは単純な明暗からイメージすればとの記事を書きました。 一応、基地と宇宙船のつもりで描きましたが、ほぼ想像から描き起こしているので、なんとか…

光った部分を抜いてみる

こういう練習をするのは、まずモノクロでやるのが理にかなっていると私は思います。 光って見えるということが、どのような陰影の組み合わせでそう見えるのか、これを観察するのはとても重要かつ楽しいと思います。 雨上がりの田舎道 それ自体が発光している…

棚田

久しぶりにポスカラでのモノクロ画です。棚田と言うほどではないですが、ちょっとばかりそれ風の風景です。 練習ではありますが、以前から似たようなイメージで何点か描いておりました。 黒一色で描く世界は独特だと思います。元々このブログの出発点はここ…

単純を目指した水彩画(池の畔)

モノトーンと言っておきながら続けての水彩画ですが、これはほぼモノトーンに近いので仲間入も悪くはないでしょう。 これは前回よりも、もっと大雑把を目指した描き方です。仮に水彩であれば、当ブログではこの路線を目指したいと思います。 池の畔 しかし、…

時には水彩画

このブログは基本的にモノクロかモノトーンに限っていますので、色物は公開していないのですが、しかしたまにはようございましょう。 しかし私は元来は油彩画を中心に描いていまして、水彩、特に透明水彩はまだまだ研究段階です。 いつもモノクロでトライし…

負の形でモデリング

私も絵を描き始めた頃に教わりましたが、形には正と負がある。ポジとネガですね。 これは仮にそう呼んでいるに過ぎませんが、ポジとはポジティブ、つまり描こうとしている主題のことです。しかし形は主題の外側にもある。これを負の形と言い、絵を描くにはこ…

叢(くさむら)

草や雑木の生えているところです。相変わらず墨汁と安物の筆で描いています。 うーん、ほぼ現代アートしちゃってますね。丹念に描くと言うよりも筆を自由に動かす方が面白く感じます。しかしなかなか決まらないのも事実です。正直なところ、苦労も少なくあり…

斜面(形抜きの練習)

普段の練習に戻りました。私は崖とか斜面とかの絵を過去何度も描いています。危ないところが好きなんでしょうかね。 筆と形抜きの練習を兼ねています。林の部分が上手く抜けませんでしたし、他にもしくじっている部分が結構ありますが、まあまあと言うところ…

海賊と暗示的なモデリング

海賊です。西洋の映画によく出てくるやつです。勝手に思いつくまま描きました。 前回と同様のスタイルで描きました。こういう描き方というのは、穂先は箒に近くて、例えればオッサンのゴツい指でスマホの細かい部分を押すような感じです。細かい部分は割れた…

かすれは面白い

前回書きましたように、敢えて穂先の揃わない安物の習字筆を使って描いています。これもコピー用紙に墨汁です。 そんなつもりじゃなかったのですが、ちょっとふくれっ面ですね。でもいいじゃないですか、安物の筆も結構面白いです。 私は全体のモデリングで…

様々な暗示描法を考える

これは敢えて穂先の揃いにくい安物の習字筆を使って描いています。もちろん百均です。この場合それが面白いのです。 描画上、色々と命中のむずい面があるのですが、それでも面白い表現ができると思います。 穂先が割れているので、一本の線は引けません。無…

丘の向こうへ

と題したイメージで、筆の練習を兼ねて描きました。丘の上に伸びている山道です。 相変わらず劣化墨汁で描いています。うむしかし、やはり乾くと黒が抜けます。でも筆の練習には使えますので、使い切ってやろうと思います。 このタイプの描画は形抜きの練習…

大まかな陰影だけの裸婦

これは私にとってもひとつの実験です。形を整えることよりも大雑把な陰影だけを置くように心がけます。 単体としての裸婦ではなくて、シーンを考える場合、裸婦もシーンに溶け込んでいなければなりません。その陰影をなるべく大掴みに配置することを考えたい…