風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

形抜きの練習

今年最後の更新になりました。当ブログはアートダストから引き継いで、原則モノクロオンリーでやっていますが、閲覧者の皆様にはまことに感謝に耐えません。 絵は形抜きの練習として描きました。主題を塗り残して描いています。 木の生えた断層のようなイメ…

イメージモデリング

頭の中にあるイメージだけでモデリングしています。 私は個人的にこの練習は有効かつ面白いと感じています。頭の中に思い浮かべたイメージだけで描いてみるのです。 こういうものですから、形はかなりあやふやになりますが、この場合それでも良いのです。 以…

陰だけを描く

久しぶりのモデリングを少しだけやりました。これは輪郭も描かずシルエット状にもせず、ただ人体にできる陰の部分だけを描いて暗示する方法です。 ネット上ではたまにこの手の描き方を見ることがあります。それなりに趣があると思います。描く人は色々と試し…

漫画筆

先日ダイソーで漫画筆なるものを発見して買ってみました。こういうのを漁るのが割と好きなので試してみました。 面相なんか一本買っても結構高いですからね、使えれば結構なことです。 ダイソーには他にも五本入って百円の軟毛と四本で百円のナイロンブラシ…

JK----かな?

かどうか知りませんが、思いつきでラフなのを描きました。以前にも似たようなのを描きましたけど。 いつの頃からか、女学生は大きなリュックを下げて、たいていみんなスマホを見ているのですね。 そのリュックが結構大きい。思いつきで描いたのでいい加減で…

ロバのパン屋はどこへ行った

ちょっと、古い記憶を描いてみたいと思います。といっても随分なぼんやり絵画ですけども、子供の頃に、ロバが引っ張ってくるパン屋さんがありました。古い人ならあの歌を知らない人は居ないでしょう。 ロバは途中から居なくなって普通の軽トラかバンみたいな…

風景のクロッキーです--2

この手の練習では一度に何点か描けますので、ポツポツと公開します。 クロッキーですから、荒っぽいままですが、野原に樹木であることは想像していただけると思います。 と言っても、これは脳内クロッキーのようなもので実際のどこかを描いている訳ではあり…

スモールサイズで練習

小さな絵を描くことでひとつの練習が可能だと思います。 上の絵は私の住まいの周辺で売られているもののなかでは最も小さいスケッチブックで、これを四つに割った程度の大きさで描いています。 これはダイソーで売られている百円のものですが、マルマン製で…

雪野

そろそろ雪の季節です。これ以上はない感じの単純を目指しました。撮影の加減で下が赤っぽくなっちゃいましたね。 このブログは本来はこの路線を目指していましたが、たまにはそこへ回帰したいと思います。アートダストから引き継いできて、うっかりあちらで…

光って見える不思議

一見なんだと思われるでしょうが、それはひとえに私の力量不足の故でして、実はこれは林に打ち捨てられた樹木です。一部の樹皮が剥がれて芯が見えている状態です。 木漏れの部分はともかく、えぐれた部分を眺めていると、強くはないものの、何だか光って見え…

風景のクロッキーです

人物に関しては普通にクロッキーをやりますが、風景でもやってみようと言うことです。 正確に時間を決めている訳ではありませんが、精々数分が目安です。一応のものにするなら後一手か二手加えるでしょうが、この場合は描き足りなくても時間が来たら終わりで…

シーンの中の裸婦

少々現代風になりました。これは抽象画っぽいイメージスケッチです。もうちょっと上手くいく予定だったのですが、所々しくじりました。頭部をどうしようか迷いました。 色んな方面に惹かれるものを感じてあれこれやっています。 ところで、以前にも申し上げ…

ローブの裸婦

初期にガウンだかローブだかを羽織った裸婦を描きましたが、一緒に描いていてそのまま放置したのがありましたので、筆を加えました。 いつものごとく明暗だけで押さえた描き方です。頭にシュメールの冠を被せてやろうと思いましたが、途切れてしまいました。…

ラフな風景描写

ラフな描画を試みました。ほとんどの筆跡をそのまま残しています。細かい形は追わずに、むしろ突き放すような描き方です。 樹木と川らしきものは想像できるでしょう。もしかしたら池かも知れませんが。 当初の目論みと違ってこの頃は少々描き込みに熱意があ…

光ったものをもう一点

やりかかっていましたので、もう一点だけ光りものをUPしておきます。 空を少々怪しいものにしてやろうとつい色気が出て、予定よりもカブってしまいました。光の主体より明るい反射はありませんのでこれは失敗です。他にもあれこれミスっていますが、臆せず練…

枯木を描く

これも形抜きの練習でもあるのですが、全ての物には固有の性質がありますので、練習を兼ねて枯木を描いてみました。 斜めに倒れた枯木の脇枝付近に小さな枝が幾つも生えている光景ですが、なかなか複雑なのでさらっと描くという訳には行きません。なるべく大…

可能な限り単純に--3

暗示的な描画をさらに進めたいと思います。 これは兜です。誰の兜でしょうかね。確か、上杉謙信がこんな前立をしてましたでしょうか。実はわたしは謙信が大好きです。あんな不思議な武将は居ないと思います。余談でしたが…。 椅子に座って胡座の女性です。言…

陰影で暗示的に描く練習

しばらく裸婦がお留守でしたので、少しやってみたいと思います。これは、陰影(明暗)を優先してまったく単純に暗示的に描く練習です。なるべく単純に、それでいてできるならリアル感も出したい練習です。 一二度触ったらそれで終わりの描き方で人体を暗示で…

作為と偶然性の間

昨日は慣れないことをやってお茶を濁しましたので、気を入れ替えてやりたいと思います。 これは常日頃私が不思議に感じていることです。無作為な形を描いているようでも、現実にはないような物を描いても、なる程の人とそうでない人との違いは明白にあります…

迎撃基地

迎撃基地にしては砲の数が少ないですね。ことのついでと言うか、出かかったなんとかみたいなことで、先日の続きをしました。 SF的なガンベースですが、古代のメソポタミアかあの辺のジッグラトのような形の基地をイメージしました。一応空にも何か飛んでいる…

基地と宇宙船

ちょっと縦長ですが、そのように見えるでしょうか。SFのコンセプトアートやメカニックのようなものでも、先ずは単純な明暗からイメージすればとの記事を書きました。 一応、基地と宇宙船のつもりで描きましたが、ほぼ想像から描き起こしているので、なんとか…

光った部分を抜いてみる

こういう練習をするのは、まずモノクロでやるのが理にかなっていると私は思います。 光って見えるということが、どのような陰影の組み合わせでそう見えるのか、これを観察するのはとても重要かつ楽しいと思います。 雨上がりの田舎道 それ自体が発光している…

棚田

久しぶりにポスカラでのモノクロ画です。棚田と言うほどではないですが、ちょっとばかりそれ風の風景です。 練習ではありますが、以前から似たようなイメージで何点か描いておりました。 黒一色で描く世界は独特だと思います。元々このブログの出発点はここ…

単純を目指した水彩画(池の畔)

モノトーンと言っておきながら続けての水彩画ですが、これはほぼモノトーンに近いので仲間入も悪くはないでしょう。 これは前回よりも、もっと大雑把を目指した描き方です。仮に水彩であれば、当ブログではこの路線を目指したいと思います。 池の畔 しかし、…

時には水彩画

このブログは基本的にモノクロかモノトーンに限っていますので、色物は公開していないのですが、しかしたまにはようございましょう。 しかし私は元来は油彩画を中心に描いていまして、水彩、特に透明水彩はまだまだ研究段階です。 いつもモノクロでトライし…

負の形でモデリング

私も絵を描き始めた頃に教わりましたが、形には正と負がある。ポジとネガですね。 これは仮にそう呼んでいるに過ぎませんが、ポジとはポジティブ、つまり描こうとしている主題のことです。しかし形は主題の外側にもある。これを負の形と言い、絵を描くにはこ…

叢(くさむら)

草や雑木の生えているところです。相変わらず墨汁と安物の筆で描いています。 うーん、ほぼ現代アートしちゃってますね。丹念に描くと言うよりも筆を自由に動かす方が面白く感じます。しかしなかなか決まらないのも事実です。正直なところ、苦労も少なくあり…

斜面(形抜きの練習)

普段の練習に戻りました。私は崖とか斜面とかの絵を過去何度も描いています。危ないところが好きなんでしょうかね。 筆と形抜きの練習を兼ねています。林の部分が上手く抜けませんでしたし、他にもしくじっている部分が結構ありますが、まあまあと言うところ…

海賊と暗示的なモデリング

海賊です。西洋の映画によく出てくるやつです。勝手に思いつくまま描きました。 前回と同様のスタイルで描きました。こういう描き方というのは、穂先は箒に近くて、例えればオッサンのゴツい指でスマホの細かい部分を押すような感じです。細かい部分は割れた…

かすれは面白い

前回書きましたように、敢えて穂先の揃わない安物の習字筆を使って描いています。これもコピー用紙に墨汁です。 そんなつもりじゃなかったのですが、ちょっとふくれっ面ですね。でもいいじゃないですか、安物の筆も結構面白いです。 私は全体のモデリングで…