風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

寂れ野

侘び寂び----とでも言えばよいのでしょうか。日本人は、何故かここに無性に惹かれる民族のようです。 寂れた野 これは風景クロッキーに近いものですが、ただの雑木が生える寂れた雑野です。雑野なる言葉があるかどうか知りませんが、それ以外の表現が思いつ…

朽ちた樹木

朽ちて横倒しになった根っこから枝が尖るように伸びている光景です。例によって半分抽象を狙っています。あまり上手くは行きませんでしたが…。 朽ちた根っこのイメージ 気を付けねば、根っこは形そのものがオカルトしています。ホラー系の映像には切り株や根…

花びらを抜きで描く

練習する必要があると思われるものはやるしかありません。 これは過去記事の光抜きやネガティブデッサンの類です。 塗り残し描画で最も厄介なのは大小様々な花びらが折り重なっているようなところじゃないでしょうか。見るだけで溜息の出そうな時もあります…

怪し野

京都に--化野(あだしの)--というところがあります。昔、葬場だったといい、念仏寺なる寺もあり、如何にもなその名と雰囲気です。若い頃、社員のリクレーションで行ったことがあるようなのですが、全然覚えていません。当時の私の脳みそは全然別のところに…

リバーサイド

川べりに行くと普通にある風景です。いつものごとく水墨画風です。ぼやっとした雰囲気ですが、下の畑や草むら付近をちょっと失敗しました。表現が合いませんでいじり過ぎました。 川ベルの風景 でもまあ、そういうことを繰り返すのが練習ですね。そう思って…

化石

前回とはまったく違った描き方です。化石からイメージした、ほぼ抽象画の表現です。どことなく三葉虫を連想して頂ければ幸いです。 この絵にはボカシの要素がありません。しかも筆の操作は直線的です。鋭角的にゴツゴツした岩肌の感じで描いているので当然で…

静謐

以前からやっている単純思考です。なるべく描かないで暗示的なスタイルです。 照らされているハイライト部分だけを鋭く抜いて、後はぼかすのみで静謐な感じを表現できないかを考えました。その対比のみで物事を暗示できればとあれこれやっております。言って…

売れないミュージシャン

これはまた今までの描画とは違う表現ですが、時には違ったことを模索したくなります。コケる場合もあるし、なんとかなる場合もある----ということなのですが…。 こういうものが受け入れられうかどうかは分かりませんが、ひとつの取り組みです。可能性はどん…

思い切りの単純--2 畔を描く

単純な型抜きによる暗示描画です。畑に見えなくもないですが、池か沼の畔を連想して頂ければ幸いです。 畔 ずっと取り組んでいることですが、最大限手数を少なくして描くやり方で、クロッキーとも言えなくはないですが、それよりもっと単純です。要るものと…

ラフな裸婦モデリング--3

私は文字が全然駄目で学もないので文字も知りません。最近は特に知っていた字さえ忘れがちです。 しかしどういう訳か書を見るのは好きなのです。私にはあれは絵に見えます。そして、偶然でしかないことは言わずもがなですが、時には本当に墨で描いた素描に見…

ラフな裸婦モデリング--2

せっかくなので3日ほど裸婦モデリングを続けてみたいと思います。 裸婦モデリング いちいちラフなと言わなくてもいつでもラフなんですけどね私の場合。でもやっぱり後ろ姿。どこかにそんな歌がありましたね。覚えていませんけど。 偶然手の上に鳥が止まって…

ラフな裸婦モデリング

このブログは、元々は単純化した裸婦の素描を普段の練習としているブログでした。しかしいつの間にかその他諸々が多数になってしまいました。たまにはやっておかないと修練の届かない者はすぐに感覚を失いがちです。 というわけで久しぶりの練習です。全然鈍…

草花揺れる

抜きの練習に戻りました。描くのにいつも難儀する草花の生い茂りです。ぱっと見れば、いったいどうやって描けばよいのかと頭を抱えそうなところです。しかも風に揺れています。 複雑なところでも、何らかの整理の仕方はありまして、絵は大方そこに集約してい…

怪魚形宇宙船藻の宇宙を行く

一般絵画からガラッと変わってのSFシーンです。モヤモヤした海底の藻の集合体みたいな空間を行く宇宙船----のつもりですが、潜水艇でもいいですね。色んなものを参考にしていますが、今回はちょっと慎重にシーンを考えました。 子供の頃から雷魚とか古代魚と…