風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

イマジネーション

魔物

何かありそうでなさそうで…。ただの樹木にも見えるし怪しげなものにも見える。魔物はそれ自体ではなく、現実にある形を借りて出現するとかも言います。 私は絵を描き始めた当初はホラーアートが好きだったのでSFの世界にしか登場しないような奇天烈な魔物の…

草もつれ

もつれているのは私の頭ですがね、そのもつれた頭で苦労している訳ですよ。草などのもつれは描くとなるとなかなか厄介です。似たようなことを何度もやっています。説明するでもなくもつれたものは複雑なイメージを形成するので、それを表現するとなると大変…

夢の中

睡眠中の夢のなかです。いつもの絵とはちょっと違った雰囲気。現実ではなく、見えるものはシルエット状と言うか、皆逆光になっている。夢の中はだいたいそんなイメージです 夢のイメージを描いてみたい欲求は普段からあります。無理やり描いたりもしています…

森の中の古木

うふふ、最近は抽象系により深くのめり込むようになりました。形を整えてはっきり描くよりは、個人的には、実にこっちが面白いのです。 古木 狙いがあっても精々二割。あとはほぼ偶然です。しかし狙いの二割は意外に大きくて、それだったら二割じゃないだろ…

ケーブルの街

考えてみれば、街はケーブルだらけなのですね。街と言うより地球そのものが…。なにやら毛細血管を想像してしまいますが、人が生きるのにいったいどれだけのケーブルが必要なのかな。 ケーブルの街 街を描くことが少ないので少しばかり練習です。墨汁を使って…

草崩れ

そんな日本語があるのかどうか知りませんが、勝手に付けました。だって、いちいちタイトルなんか考えて描いてないですものね。 草崩れ いずれにせよ私が描きたいようなところは人に振り返りもされないような所ばかりです。そう言えばドラマでもお笑い系より…

地の底へ

洞窟のイメージですが、思っていたより雰囲気が出ませんでした。リメイクの遊星からの物体Xに似たイメージがあったと思うのですが、地の底に何かが埋まっているイメージというのは妙にワクワクします。物体Xは氷に閉じ込められていたのですけれど。 地の底へ…

隠者の森

案外あの世が近いのか、この頃こんな風ばかりを考えます。自分はまだまだ隠者とはほど遠いし、酒も色もまだまだ捨てたくありませんがね。お金もそうだと言いたいですが、これは元々ありませんものね。 隠者の森 実際に森へ入ると虫が多いし夜は怖いし冬は寒…

吹けよ嵐

どこかにそんなタイトルの曲がありましたね。ピンクフロイドでしたっけ。私はあっち系ではないのですが、さすがにあれは知っています。とても惹き込まれるものがあります。 嵐 最近またまた、いつもとは違った取り組みをしています。形に囚われないで印象を…

森へ

荒涼とした冬の感じですね。寒そう。 これは前回の絵とは全く違った描き方です。一回やったところはなるべくは触らない。水墨画の掛け軸なんか、一か所でも修正してあるとダメですよね。あの感じが欲しいのです。 森へ といってもここだけを目指しているので…

廃工場

個人的な好みでよくこういうものを描いています。廃墟になった工場です。しかしどうも今一つピシッと行きません。ガラクタのデザインがなかなか決まらずに手際の悪さが目立ってしまいました。落ち込まずに色々やってみたいと思います。 廃工場 私は廃墟趣味…

よどみ

言葉から受けるイメージは決して愉快なものじゃないと思いますが、よどみはどこにでもあります。外界に限らず、心の内にだって…。 よどみ 空気がよどんでいるとか、流れがなくてよどんでいるとか言います。それ自体はあまり良いイメージではありません。しか…

異界

この頃ちょっと異世界な感じを描いています。ちょっとアンダーワールドな感じですがこれもひとつの世界。こういう光周りが好きなのですね。 異界 ところが人間で失敗しました。イメージじゃないので手を加えていたらますます変になって…。ほんとにしょうがあ…

予感

怪しげな予感です。 ちょっとこの頃なんだか変でして、はまっております。どうもね、わたしから見える世の中はちょっと変なんですよね。 予感 なにが変といっても、どれってことはないのですが、既に妄想粋に入っているみたいで、絵もドンドン怪しげです。 …

暁(あかつき)

鞭声粛粛 夜河を過る 曉に見る千兵の大牙を擁するを 遺恨なり十年 一剣を磨き 流星光底 長蛇を逸す---- の暁ですね。上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いを、謙信側からの形で頼山陽が詠んだものですね。詩吟をやらない人でも大抵は知っているのじゃないでしょ…

夜の散歩者

なんだかどこかにありそうなタイトルです。ちょっとしゃれてみました。子供の頃から深夜放送で夜ふかししていた身の上としては、夜は友達です。 夜の散歩者 終電が終わるのも構わずに飲んでいて、そこそこ飲んだのにこれは別腹とか勝手なことを言って駅前屋…

異界

こことは異なった世界を描いてみようと思ったのですが、イメージの半分も定着できません。上から何かがぶら下がったような、もやったような雰囲気の世界ですね。 異界 イメージはそうだったのですが、かなりしくじりました。いくつか描いているうちにどうに…

異世界

灯りに向かって歩く人がある。行ってみよう、少なくとも灯りは見える。でも向こうには何があるのでしょうか。 異世界への口 これは完全な空想です。しかも、ある種の危惧が混じっています。 善意に解釈しても、人類は壮大な勘違いをすることがある。そうでは…

木立ち

少し毛色の違ったものを探しています。なかなか思い通りになりません。描いたりぼかしたりの悪戦苦闘です。 木立ち しばらくは色々やって、なんらかの形になれば良いですがと、そんなことでやっています。かなり抽象画になってしまいましたが、自分としては…

草花もつれる

草花が、なるがままにもつれているようなイメージです。イメージしたらとにかく描いてみることでやっております。結果はともかくですね…。その上で、公開しても後悔しないかなと思えるものを公開しております。 草花もつれる これはイマジネーション絵画の類…

化石

前回とはまったく違った描き方です。化石からイメージした、ほぼ抽象画の表現です。どことなく三葉虫を連想して頂ければ幸いです。 この絵にはボカシの要素がありません。しかも筆の操作は直線的です。鋭角的にゴツゴツした岩肌の感じで描いているので当然で…

野の花の抽象的表現

全くの抽象表現ですが、野に咲く花です。ここまで行くとさすがに具象の部分は殆どありませんが、これもイマジネーション絵画と言って良いと思います。 色が加わると意図は割とはっきりしますが、モノクロではほぼ抽象表現になります。しかしそれでも、モノク…

森騒ぐ

ちょっとこだわりみたいなものが出てきまして、しばらくこの類を続けたいと思います。あちこちしくじってもおりますが、まあ良しとして置きましょう。完璧なものなどなかなか存在するものではありません。 春には何故か強い風の日があります。時にはいきなり…