風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

暮色

暮色と言っても、このぶろぐですから当然モノクロです。暮れて行く池の入り江みたいなところを描いたつもりですが、これはかなり失敗してしましました。雲のボカシですが、いたずらなところへ拡がってしまって後はいつもの悪あがき。

絵の具の黒だけを用いた水彩画

どうにもこの絵の具はターナーやニッカーのものと違ってドンドン周囲に滲みが拡がっていく性格でなんとも難しいところです。頑張って使っていますがまだ随分残っています。

でも、失敗も公開です。物事はなんでも波打ちながら進展する。ちょっとマシかと思えばまたこける日々です。それが当たり前。

こういう時にいつも感じるのですが、絵を描いて調子の良い時ってどういう時でしょうね。すいすいと制作が捗る?

まあ、確かにそういう時はあることはあるのですが、でもそれって単に偶然かも知れないし、目線の甘さかも知れない。なんとも言えないところです。

スポーツをやっている人でも、調子が良くて好成績を残したと思ったらスランプになってを繰り返します。あれってどんなところからくるのでしょうね。昔の王選手だって、シーズン中に何十打席ノーヒットとかがありました。達人名人にしてそうですから、半玄人が何をかいわんやですね。描けなくて当たり前。そう思うことにしましょう。

話のついでです。もう現役時代のミスター長嶋や王選手を知っているひとすら実は少ないかも知れない。歴史とかで知っていてもですね。しかし、そこへ到達した人たちって、やっぱりぼんやり眺めていて動作が美しいと言うか、惚れ惚れするのですね。仕事で疲れた時など、動画で昔のシーンを眺めています。

芸術を志す者であっても、それはきっと同じなのでしょうね。巧まずして自然にそこへ入れれば良いのですが、なかなか現実には難しい。私はボケ防止と割り切っております。

本日もありがとうございました。