風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

枝朽ちる

 

朽ちた小枝をガッシュで描く

草絡み枝絡み関係の絵がもう一つありました。ムッフッフ、適当なタイトルを付けてますが 朽ちた小枝が折り重なった土手のような殺風景なところです。ガッシュでは絵の具にある程度の重みを要することなるので透明調の描き方とは全く雰囲気が違ってきます。描画法の性質から言ってもボケて滲んでの部分がほぼありません。

この違いを面白いと感じるか自分に合わないと感じるかは人それぞれですが、私などは割となんでも興味深さを感じる方なのであれこれとやっています。

その昔、京都の太秦映画村に立ち寄ったことがあるのですが、そこで展示されている背景画をみてビックリしました。昔の原画ですから今のジブリ系とはまた違うのですが、あのような細緻な感じではなくてもっと大雑把で絵の具(ポスカラ)が実に生き生きと定着しているのを見てしばらく動けませんでした。

このことは機会ごとに言っていますが、もちろん何時間も立ち尽くしてなどということはありません。ついそういうことを言いがちですが、それは少々脚色のし過ぎです。しかしとにかく、理屈ではなく修練を繰り返した人でなければできないものがそこにあって、描いた人の動作が時間を越えて頭に浮かんでくるようでした。何十年も前の体験ですが、原画は更に昔に描かれたものです。

なので、使われているのは今と比べると品質の劣るポスカラでしょうが、そう言う体験があるので、私はガッシュに偏見がありません。あれは不透明な水彩でしか出ない雰囲気でした。機会があれば、足腰が立つうちにもう一度映画村を訪ねてみたいと思っていますが、もう展示はすっかり変わっているでしょうね。私も当時は絵を描いていなかったのでして。普通のサラリーマンでした。そもそも映画村がまだあるのかな。

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ところで、以前にも書いた記憶があるのですが、はてなにはどうしてセンター揃えのツールボタンがないのでしょうかね。少々気難しいですが私はウインドウ幅いっぱいに画像が置かれるのはあまり好きではないのでちょっと小さくしておきたいのですが、そうするとセンター寄せのタグを打たねばなりません。毎度になるとちょっと面倒。あまり更新もしないのに人間の脳みそは不思議です。

横は幅いっぱいで良いとしても縦長の絵が困るのですよ。縦横でサイズが揃わないのも嫌なのです。

どうでもいいと言えばどうでも良い部分かも知れませんが。妙なところに細かいのですね。まあしかし、もう面倒くさいのでセンター寄せは縦長の時だけ。

 

本日もありがとうございました。