風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

被害者に味方は付かない

樹木をガッシュで描く

絡んでくる話の続きを、もうついでだから書いちゃうのですがね、過去の経験で、絡んでくる人は一人を除いてみな女性だと前回書きました。これは、女性の方がその傾向にある--とかの意味ではありません。思うに、女性は男性に、男性は女性に絡みやすいのじゃないかですかね。

男が男に絡むとそこで正面切っての喧嘩になりかねません。だから大抵は用心する。一方男性が女性に絡むのは歓迎できない思惑があるかも知れません。つまり下心が多いのじゃないですか。しかし絡み屋というのは一種の病気みたいなもので、結局は絡みやすい相手に絡んでくるのです。日頃飢えているのでしょう。

職場やある種の集まりで特定の人から絡まれても、周りは大抵知らぬ顔です。眼の前に見えるのに自分に関係ないことには関わらない。そのままではこっちがいつか切れますからちょと責任者に苦言を言っても大抵の場合は逆に出ます。

ああ、あの人はああだから気にしないでいいんじゃないの--とか、ああ見えて意外に憎めないんだよね--とかですね。

つまり被害者に味方はつかないのです。前述した女性の同業者の場合もそうでした。業界では私より古い人でしたが、あまりにしつこいので電話番号も変えました。入居していたアパートがそっちはそっちでちょっと問題があったのでこれを機に越してしまえと思ったのです。以後は何があっても絶対に電話番号は教えないでくれと会社に頼むしかありませんでした。

結局被害者は孤独なのです。自分にお鉢が回ってこない限り周りは基本的に知らぬ顔です。職場でもご近所ごとでも一人で声をあげても味方はできません。

例えば人生相談とか動画なんかで、徹底して無視をするのが一番とか言ってます。でも、これって甘いのですよね。多分、自分は絡まれたことがないか大したことないかだと思います。そんな回答、その辺の誰でもが知っている。それで済まないから苦労するのです。無視しても相手は袖を引っ張ってでも絡んできますよ。前回書いたIT講習会の女性講師がそうでした。そう言うの無視できますか。絡む人ってそうなのですよ。そのうちこっちが切れて事件になる。そういうことっていっぱいあるんじゃないかな。

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絵はこの頃ずっとガッシュです。大きくて孤独な古木。樹木って実はかなり難しいです。観察がないと紙を貼ったようにしか見えない時があります。風景の一部ではなくて、樹木そのものを観察して描いてみるのも結構なことだと思います。

大木のような人になりなさい--と子供の頃に言われた記憶があります。物事を大きく捉えて、大抵のことは眼の端っこで笑って済ませる、小さなことにくよくよしない、そんな人物になりなさいと。

そんな色紙を書いて自分の机に貼り付けていた人が若い頃に勤めた会社に居ました。あんちゃんノリの人でした。私は元からそう言うのが嫌いなのでその人からもなるべく遠ざかっていました。

大人物になろうと思ったことも恥ずかしながらあります。偉人の伝記なんか読んでね、子供の頃でしたし、その気になってしまうのですね。思い出したくもない過去の一ページです。

私など、小物で結構でございます。大変結構でございます。

あそうそう、やってる感を出したがる人って、これも実は絡み屋が多いのですよ。色々とやられているのでわかるのですよ。思い出しました。

 

長話でしたが、本日もありがとうございました。