風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

干上がる沼

わざわざモノクロだけという変わったことをやっていて、しかも好みがちょっと物寂しげということなので、ずっとパッとしない形になっています。しかしモノクロには独特の雰囲気があって、私など昔のモノクロ映画などが却って新鮮に感じます。

 

しかし逆に、妙にシックになると言うか、どちらかと言えば明るい陽性な感じではなくなると思います。しかしそれも味だと思います。

干上がったなどと言うと、もう完全に私自身を指しているようで情けないです。すっかり才能も枯渇して既に底が見えつつあります。底どころか寿命も見え始めている?

あっはっは、人はいつどうなるか知れません。

しかしそれでも何とか絵を描いてどうにかそれを続けていられるのは他人と比較しないようになるべく心掛けているからだと思ったりします。私の生活レベルそのものが他と比較などするとぶっ倒れそうです。完全に比較しないなんて不可能ですが、しかしそれもやがては慣れてきます。

過去に多くの絵描きさんとそれなりに付き合ってきましたが、意外に他人への捻じれた感情を腹の中に詰めた人が多いように感じるのです。普段は隠していてもふとしたタイミングで出てきます。

例えば、自分が目指している方向があればそれをサラッと述べれば良いだけなのですが、日頃批判的に思っている他を引き合いに出してあれこれ言うのを何度も目撃します。

これは描く人の情緒レベルでの情けないところで、完全に他と比較して鬱屈したものを持っている証拠です。比較するからそうなるのです。言いたいことは自分の意見だけに留めて、他への批判、もっと言えば悪口を重ねてはいけません。

何を言われても知らぬ顔。坦々とやりましょう。タンタンタンタンタンタンタン~。前に言ったかな。

本日もありがとうございました。