風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

ポーズモデリング

レディ

単純に陰に回った部分だけを描いて素描力を付けようとの練習をしていたものです。ちょっと前のものですが、過去に公開したと思っていたのですが、見当たらないのでここに公開です。描いたものはすぐにupして置かないと分からなくなりますね。 陰だけで暗示描…

佇む少女

たまには人物モデリングです。時々はやっておきませんと。これは勘所だけをピッピッとやって雰囲気を暗示する描画です。シュッとした良い姿勢が表現できれば良いですね。 佇む少女 このブログは、前身ブログである--アートダスト--に於いて、本来は裸婦の単…

ラフな裸婦モデリング--3

私は文字が全然駄目で学もないので文字も知りません。最近は特に知っていた字さえ忘れがちです。 しかしどういう訳か書を見るのは好きなのです。私にはあれは絵に見えます。そして、偶然でしかないことは言わずもがなですが、時には本当に墨で描いた素描に見…

ラフな裸婦モデリング--2

せっかくなので3日ほど裸婦モデリングを続けてみたいと思います。 裸婦モデリング いちいちラフなと言わなくてもいつでもラフなんですけどね私の場合。でもやっぱり後ろ姿。どこかにそんな歌がありましたね。覚えていませんけど。 偶然手の上に鳥が止まって…

ラフな裸婦モデリング

このブログは、元々は単純化した裸婦の素描を普段の練習としているブログでした。しかしいつの間にかその他諸々が多数になってしまいました。たまにはやっておかないと修練の届かない者はすぐに感覚を失いがちです。 というわけで久しぶりの練習です。全然鈍…

突然ですがドレスです

たまにドレスを描きたくなりました。 ドレスは個人的には描く対象としては面白いと思います。身に付けた人に応じて形を変えます。引っ張りによってできるシワやヒダはなかなか興味深いものです。 けれどもかなり難しい。 描けるものは何でも描いて置かねばと…

ヌードモデリング(ペタペタ方式復活です)

後ろ姿ですが、例のペタペタ方式でモデリングしました。 ちょ、ちょっと足がギリギリになって苦しくなりました。私は割とこの癖があります。 これは外形を追いかけて描くのではなくて、明暗の濃度を観察してどの位置に置いていくかでモデリングする方法です…

動きをクロッキー

スタジオなどでのデッサンやクロッキーはモデルが静止しています。当たりまえですが、動いた瞬間の位置で止まることはできません。従って多くの人は静止モデルを描いています。 しかし動きのある人物をモデリングしたいときがあります。そんなとき、動的に撮…

ネガティブデッサン--2

先日のと一緒にやっていたものです。今度はあまりいじらないようにしました。 単純な明暗だけで形抜きの練習をしています。負の形を描いて主題を抜きます。 必要はないのですが、適当な顔を描きました。なんとなく若い頃の岸田今日子っぽく感じるのですが、…

ネガティブデッサン

ネガティブ思考という意味ではありません。負の形の認識を目的としています。 しばらく裸婦や人体のモデリングがお留守でした。このブログは半分はそれらに関する記事を書くつもりでした。 昔から、凡そ人体に関しては三日も間隔を開けると腕が鈍ると言われ…

イメージモデリング

頭の中にあるイメージだけでモデリングしています。 私は個人的にこの練習は有効かつ面白いと感じています。頭の中に思い浮かべたイメージだけで描いてみるのです。 こういうものですから、形はかなりあやふやになりますが、この場合それでも良いのです。 以…

陰だけを描く

久しぶりのモデリングを少しだけやりました。これは輪郭も描かずシルエット状にもせず、ただ人体にできる陰の部分だけを描いて暗示する方法です。 ネット上ではたまにこの手の描き方を見ることがあります。それなりに趣があると思います。描く人は色々と試し…

ローブの裸婦

初期にガウンだかローブだかを羽織った裸婦を描きましたが、一緒に描いていてそのまま放置したのがありましたので、筆を加えました。 いつものごとく明暗だけで押さえた描き方です。頭にシュメールの冠を被せてやろうと思いましたが、途切れてしまいました。…

可能な限り単純に--3

暗示的な描画をさらに進めたいと思います。 これは兜です。誰の兜でしょうかね。確か、上杉謙信がこんな前立をしてましたでしょうか。実はわたしは謙信が大好きです。あんな不思議な武将は居ないと思います。余談でしたが…。 椅子に座って胡座の女性です。言…

陰影で暗示的に描く練習

しばらく裸婦がお留守でしたので、少しやってみたいと思います。これは、陰影(明暗)を優先してまったく単純に暗示的に描く練習です。なるべく単純に、それでいてできるならリアル感も出したい練習です。 一二度触ったらそれで終わりの描き方で人体を暗示で…

叢(くさむら)

草や雑木の生えているところです。相変わらず墨汁と安物の筆で描いています。 うーん、ほぼ現代アートしちゃってますね。丹念に描くと言うよりも筆を自由に動かす方が面白く感じます。しかしなかなか決まらないのも事実です。正直なところ、苦労も少なくあり…

斜面(形抜きの練習)

普段の練習に戻りました。私は崖とか斜面とかの絵を過去何度も描いています。危ないところが好きなんでしょうかね。 筆と形抜きの練習を兼ねています。林の部分が上手く抜けませんでしたし、他にもしくじっている部分が結構ありますが、まあまあと言うところ…

かすれは面白い

前回書きましたように、敢えて穂先の揃わない安物の習字筆を使って描いています。これもコピー用紙に墨汁です。 そんなつもりじゃなかったのですが、ちょっとふくれっ面ですね。でもいいじゃないですか、安物の筆も結構面白いです。 私は全体のモデリングで…

大まかな陰影だけの裸婦

これは私にとってもひとつの実験です。形を整えることよりも大雑把な陰影だけを置くように心がけます。 単体としての裸婦ではなくて、シーンを考える場合、裸婦もシーンに溶け込んでいなければなりません。その陰影をなるべく大掴みに配置することを考えたい…

方向線だけで描いてみる

これは直線で考えてみることとかなり繋がるものがあるのですが、もっと単純だと思います。 身体がどの方向に向いてどんな姿勢をとっているかをなるべく単純な線で描いてみる練習です。 人間の身体の美しさを担保しているのは細かい部分ではなくて実にこの部…

裸婦モデリングです

前回同様の裸婦モデリングの練習をしています。 これはちょっとやんちゃをしてしまいましたが、普段のこのような練習では顔は必要ないと考えています。顔だけでなく、なるべく細かい部分は暗示だけにしたほうが良いと想います。 なるべく大雑把でやや薄めな…

ペタペタ方式で裸婦モデリング

ちょっと裸婦モデリングをはさみたいと思います。以前に書きました例のペタペタ方式です。 別にそんな名前はないのですが、ラフな形から始めて、陰影を重ねるにつれて徐々にモデリングする方法です。線を描いて塗る----という感覚ではなくて、大雑把な明暗を…

裸婦をラフに練習したい

なるべく学校絵画から離れて、ラフに考えたいと言うことでやっています。 これは型抜きでプロポーションを取っていく練習です。かなり大雑把に薄くモデリングして置いて、周りを描くことで形をとっていきます。 言ってみれば、車の幅寄せみたいなものでしょ…

コートの裸婦

あまり言うことはありません。形をなぞることを避ける意味でも、明暗を掴んでその位置に筆を置くように描いています。やはりここでも暗示を考えます。 形を描くのではなく、置いた筆のタッチが形になるということを考えれば興味深いと思います。 このような…

衣服だって暗示で描きたい

多くの場合、私たちはヌードだけでなく、身を包んでいる衣服も描く必要があります。 女性ヌードしか描かないなんてのは、好事家の趣味みたいな気がしてしまいます。 と言っても私も男性ヌードはちょっと敬遠しております。あれは苦手でして…。 およそ衣服は…

再び、直線的に考える

以前アートダストで記事にしましたが、日頃の練習としてこれをやっています。 この感じのモデリングをアートダストで何点か描きました。 無理矢理直線的にする必要はないのですが、これにはそれなりの理由があります。 クロッキー会場などで気づいたのですが…

ラフな練習

細部に拘らない思い切りラフな練習をしてみようという試みです。 なるべくは頭の中で描いたものを描くようにしますが、何故かと言いますと、そういうものであれば必然的に細部を考えることが少なくなるだろうとの考えです。 思い浮かべるものを描くので少々…

想像で描いてみる

想像だけでモデリングの練習ができるでしょうか。 モデルや写真を見ながら描くのではなく、これは飽くまで脳の中に思い浮かべたものを描く練習です。従って形が崩れてもあやふやでも一向に構いません。 何故こういうことをするのかと言うと、私たちがモデル…

ペタペタと陰影を

線は描かずに、単純に陰影を置くだけで事物を暗示しようとするものです。やっていることは前回と同じです。 手っ取り早く言えば、事物は我々の目には陰影と色彩で見えているということで、ここでは色彩は省いていますが、陰影を大雑把に置くだけで描いてみよ…

気取りは線に現れる

画家の命は線だ----と言う人に過去何人も出くわしました。 線の意味は複雑ですが、ここでは単純に線描の線を考えます。 しかし、申し訳ないことながら、私にはそうおっしゃる描き手さんは概ね絵より口が達者に思えました。しかもどこかに気取りが感じられて…