風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

暮色--2

以前描いたのと連作のような形です。画面下部をふと計画変更して崩れてしまいました。洗い流しで誤魔化しました。失敗も成功も全てが後に繋がると思ってやるしかありません。

暮れる渓谷--2

暮れて行くときって、独特の雰囲気があります。明けるときと瞬間をみれば同じようなものだけど、私には明けるより暮れる方がより神秘的です。闇に近づくことがそんな思いにさせるのかな。それをどっぷり味わうならグループでなく絶対単独行だろうと思うのです。

深い森の中や渓谷の畔でたったひとり一夜を明かす。そんな経験を一度くらいはしてみたかったと思います。そんな本をよく眺めています。外国映画などでは森に関わるミステリーがよく描かれます。映画の出来としては、これは外れたと思うことが多いのですが、しかしそれでも森や深い渓谷が出て来ると眺めてしまいます。

これは以前にも書いたと思うのですが、単独行で一番怖いのは熊でも他の獣でもなく人間だと経験者の皆さんそう仰います。他人ってそんなに怖いですかね。他に誰も居ないところで他人と遭遇するのがそんなに気味悪いかな。

まあ、確かにね、そいつがどんな奴か知れないですからね。だとしたら、きっと相手もそう思っているでしょうね。でも一番怖いのは、やっぱり道迷いじゃないですかね。

なんであっても、今更もう望むべきもないですから想像を膨らませるのみです。精々イメージを描いて。

本日もありがとうございました。