風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

原野

野原(のっぱら)に夕暮れ近し

実はこれ、完全に失敗作です。いじり過ぎてヘビーになってしまったので没にしていたものですが、洗いをかけたらどうにかなるのではないかとつい色気が出ました。 結局はこの有様。しこたま汚れてしまいました。何度やっても同じことの繰り返しで、それらしい…

朽ちるヶ原

枯れ野原でも良かったのですが、朽ちるイメージにしたかったのですね。タイトルはどうってことありません。近所の痩せ野原を歩いているとどこにでもある光景です。土地がやせて朽ちて、小さな切り株がやっと命を保っているイメージです。 絵としては毎度似た…

茂みの出口

ちょっと荒れてしまいましたが、茂みから抜け出たようなところです。あまり丁寧なことをしないで荒っぽいままにやっています。 と言ってなかなか上手くは行かないのですね。この味を好んでいるのでしょうがないのですが、毎日ため息が出ます。 茂みには尖っ…

峡谷

峡谷というよりは狭谷です。深く狭い谷底。 最近似たようなのばかり描いています。どういう訳かそうなっちゃうのですね。こういうものでも大雑把な筆のタッチを置くところから進めるので下描きはありません。 それはやっぱり難しいですが、整えるのがここの…

草もつれ

草が勢いよく斜めに伸びてもつれているようなところをイメージした抜きの練習ですが、まあほんとに大変です。さすがにこういうのをやる時は鉛筆で多少はアタリを取った方がやり易いですね。行き当たりでやってしまったので、これが今のところ精一杯です。 草…

涸れ沢

無念な結果になってしまったあの山梨の少女行方不明事件。事件なのか事故なのか、まだ今のところは分からないと個人的には思いますが、そのせいで涸れ沢という言葉を何度か聞くことになりました。 涸れ沢 少女は、重点捜索された川沿いではなくて、林道から…

草崩れ

そんな日本語があるのかどうか知りませんが、勝手に付けました。だって、いちいちタイトルなんか考えて描いてないですものね。 草崩れ いずれにせよ私が描きたいようなところは人に振り返りもされないような所ばかりです。そう言えばドラマでもお笑い系より…

荒れたる林で

これは単純な練習です。普段の私にはちょっと縁遠い描き方です。元々私は大振りで激しい腕使いが好きなのですが、この頃はそれとはやや違った方向での練習しています。 左上をやり過ぎて団子になってしまいましたね。ちょっと残念なところ。 荒れたる林 以前…

杣人の道--3

雪が降ってビックリですね。このまま暖かいのかなと思ったら急に寒くなって、一昨日辺り雪が降りました。私の町では少々積もりました。夜中に寒気で目が覚めて毛布を一枚引っ張り出して、どうにかまた寝ましたが、なんだかシャキッとしません。四月に雪が降…

杣人の道--2

前回に描いた杣人の道の連作です。危なっかしい崖の横の切通です。 杣人の道--2 一見分かりませんが、前回とはまるで違った描き方をしています。しかしこれはまったく個人的な部分なので、世間様にあれこれ言ってもしょうがないことです。ただ、それ故の悪戦…

入らずの場所

あそこへ行くな。そういうところが子供の頃にはありました。何故か理由まで覚えていませんが、単に荒れていて小さな池があったり所々に穴が掘られていたりして子供には危なかったのでしょうね。 入らずの場所 私の住んでいた場所は繁華街じゃないので、市街…

杣人の道

雰囲気出そうと思ってちょっとガチャガチャやり過ぎました。自分としてはもうちょとあっさり目で仕上げたいのです。しかしこれも、現段階の力量ですのでしょうがありません。絵は杣人しか通らぬような険しい山の道--のつもりです。 杣人の道 杣人とは樵(き…

騒原

あっはっは、そうげん----と読んで頂けますか。嵐の前なのか予感なのか、ざわつく原野のイメージです。 このようなイメージなものを連作で描いていますが、筆の跡をそのまま残す描画を試しています。何度も述べていますが、荒涼たる雰囲気に、より惹かれるも…

寂し野

クリスマスなのになんという寂しい風景を描くのかと思いますが、しょうのないことにこれが持ち味でして。いつものごとく描いている寂とした風景です。モノクロにはそれが合うのですよね。 寂し野 周辺の雑木林に入るとどこでもこんな感じです。地面を白く抜…

大河原

大きな河原です。大河原という町とは関係ありません。原野的な河原のイメージです。 先日の絵の具で苦労しています。手元にそれしかないのであれこれ試しつつ描いています。 大きな河原 実に不思議な感じで、濃淡を付けて描いても乾くと皆同じになります。濃…

怪し野

京都に--化野(あだしの)--というところがあります。昔、葬場だったといい、念仏寺なる寺もあり、如何にもなその名と雰囲気です。若い頃、社員のリクレーションで行ったことがあるようなのですが、全然覚えていません。当時の私の脳みそは全然別のところに…

あくびをしている間に原野を描く

と言うと大袈裟ですが、例えてみればトイレを我慢しながらでも描ける程度で出てくるものを探っています。探っているのは描画と集中力の関係です。全然違った描き方をしていますが、これは先日6日の記事と関連するものです。老いぼれの脳みそに集中力があるか…