風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

朽ちるヶ原

枯れ野原でも良かったのですが、朽ちるイメージにしたかったのですね。タイトルはどうってことありません。近所の痩せ野原を歩いているとどこにでもある光景です。土地がやせて朽ちて、小さな切り株がやっと命を保っているイメージです。

絵としては毎度似たイメージですが、それでもいつもとはちょっと違った描画になっています。描いている本人にしか解らないような部分なのでどうってことないですが、それなりにあれこれと工夫しながら描いています。あちこち失敗しましたが、あまり神経質にならないこともこの手の絵に関しては重要なことです。

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ややこしい仕事がちょっと入っていまして、これがまた見積もりを失敗して悔しいのなんの。完全に赤字。見積もりを割ったという意味で、支払いはあるのですが、予定時間をかなりオーバーしてしまいました。絵に関しては、こんな私でもそれなりに上達した部分があるかと思いますが、仕事となるとやっぱり衰えを感じるのですね。

しかしまあ、単価割れなどは気にしない。そう心掛けようと思います。悔しいですがね。

コロナのせいで昨年までは完全に仕事が切れて、今年になってやや回復しつつある感じです。他所がやりたがらないようなへんてこりんなややこしい仕事ばかり回ってくる気がしていて、そんなとき、昔ほどの気力もなくなっていくのも事実なのですね。うんざり感が強い。

いつか私も音を上げて、この絵の切り株のように朽ちて行くのでしょうね。しかしながらそれも悪くはありません。老いは生き物の宿命ですからね。

本日もありがとうございました。