風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

林の抜け道--その2

いつの間にか、と言うよりずっと前から、このブログは思い出した時に更新するような場末感まるだしのブログになってしまいました。それでも続いているだけマシみたいなものですが、日頃の練習をタンタンと公開するような形です。間が開くと言うことは、あまり練習の進まない時があると言うことでございます。

 

黒の絵の具だけで風景を描く

描いているイメージもどちらかと言えば物寂しい印象のものばかりでして、それはしかし好みの問題でもるので、しょうがないなと割り切っています。過去に描かれた墨絵の有名なのを観てもあまり賑やかなのはありません。これはどういうところからくるのでしょうかね。

日本は歌の国でもあるのですが、身分を問わず上から下まで歌を詠む人が多い国です。そこで歌われるものと言えば、本当に祇園精舎の鐘の声の如く、諸行無常感あふれたものが多いです。日本人が生来持っている性格でしょうか。

そんな私も、歌は詠めませんが山は歩きます。荒れた林に囲まれた雑山を歩くことが多いので、自然と描く絵もこうなっております。山の中では、時折どうしてこんな道があるのかと思うのがあります。ただの抜け道もあるのですが、途中で行き止まりになっていてそこに何があった気配もない、そんなところがあります。抜け道を作ろうとしたのか、ずっと前に何かあったのか、色々想像してしまいます。まあ、そんなことが楽しいのですね。山と言っても、大したことのない、ぼんやりどこをどう歩いても迷う心配のない小さな盛り上がりです。

ずっと以前に、人生の抜け道くらいは発見したいものでしたが、遂にそれは見つからず、見つかったのは迷い道ばかり。今もその途中でございます。

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そうそう、そんなくず山に囲まれた場所に住んでいるのですが、何故か山火事が多いというのですね。町内の集まりで聞いたことがあります。それも殆ど放火だとか。

山が燃えているのなど見えたことがないのですが、ボヤの間に消化されるのでしょうね。都内では火が出たら大騒ぎ。田舎は普通。民家や付近のどこかの火事が、毎日のように防犯スピーカーから知らせがあります。誰も騒がない。田舎って不思議。越してきたときに家族が驚いていました。もっとも、近所は騒いでいるのでしょうがね。

本日もありがとうございました。

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追記

絵は違いますが、以前の記事とタイトルが重複しましたので今回は--その2--として置きます。あしからずでございます。