風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

形抜き

歩けば倒木あり

比較的アッサリめの単純な抜きの練習です。たまには元に戻ってこういうのもやって置きませんとね。いつしか次第に複雑系に行ってしまいますので。 倒木 前回までとは全然描き方が違っています。もう一手加えれば良いのですが、なかなかその辺も難しいのです…

密林

以前にもジャングルの絵は描いていまして、以前は筆の勢いのままでしたが今回はちょっと違った表現になっています。これはごく普通に白抜きして描いたもので、あまり水墨画調ではありません。 密林 もっとも最近の水墨画はどういう訳かそれらしい雰囲気から…

路地からイメージを描く

形抜きの練習ですが、一見、南欧辺りの狭い路地に見えます。真ん中下に黒いシルエットの男を立たせたら、昭和三十四十年代の劇画のイメージを彷彿とさせます。 路地 当時の貸本漫画(漫画劇画とややこしいですが)のネタは殆どがミステリーハードボイルド系…

花びらを抜きで描く

練習する必要があると思われるものはやるしかありません。 これは過去記事の光抜きやネガティブデッサンの類です。 塗り残し描画で最も厄介なのは大小様々な花びらが折り重なっているようなところじゃないでしょうか。見るだけで溜息の出そうな時もあります…

思い切りの単純--2 畔を描く

単純な型抜きによる暗示描画です。畑に見えなくもないですが、池か沼の畔を連想して頂ければ幸いです。 畔 ずっと取り組んでいることですが、最大限手数を少なくして描くやり方で、クロッキーとも言えなくはないですが、それよりもっと単純です。要るものと…

草花揺れる

抜きの練習に戻りました。描くのにいつも難儀する草花の生い茂りです。ぱっと見れば、いったいどうやって描けばよいのかと頭を抱えそうなところです。しかも風に揺れています。 複雑なところでも、何らかの整理の仕方はありまして、絵は大方そこに集約してい…

畔の木

単純な形抜き光抜きの練習です。四の五の言わずに時々はやっておかねばいけないものです。どうせやらねばならないものはやるしかないという、その類の練習です。 これも必ずしも狙い通りに進んだ訳ではありませんが、練習は練習ですので、うまく行っても行か…

ドーッとやる光抜き

強い光を受けている部分だけを大胆に抜いて、あれこれはもう言わない----を目指した描き方です。樹林をバックにしたゴツゴツした岩の、ハイライトの部分をやや大袈裟に、かっこよく言えば大胆に抜いて、後は細々としたものは描かない。大方を暗示に任せるこ…

光抜きで街をイメージする

ラフな絵が続きますが、お許し願います。暗示ということについてあれこれ考えていますので、一連をやってしまおうと思います。 これも光抜き形抜きですが、光抜きといっても、絵から光を省くという意味ではありません。省けません。 随分ラフな描写ですが、…

城壁都市みたいのを描いてみました

城を囲んで街がある----古代か中世の光景をイメージして描きました。 見るからにザックリな描き方ですが、つまりは、単純な光抜きをやれば、大方の物事は暗示できるとの考えを述べたかったのです。このことはまた、暗示から入れば全くのイメージからでもかな…

単純に抜いて暗示に訴える

訴えると書いたらなにやら訴訟でも起こされるみたいな感じですが、はやく言えば暗示に留めることにより、むしろ観る人に訴えるものがある----と昔から言われる例えです。 勿論、そうできていれば良いけれど、という話です。 これもネガティブを描くことによ…

単純にやる光抜き

時々申し上げておりますが、このブログは過去に色々やってみて個人的に面白かったことを記述しています。興味を持って頂ければ嬉しいですし、ピンと来なくても全然オーケーです。自然体でやりたいと思います。 単純な光抜きをやってみたいと思います。これも…

形抜きのことを少し

以前から勝手に名付けている形抜きのことですが、もう少し考えを述べさせて頂きたいと思います。飽くまで私個人の考えです。 ここではペイントと言うよりむしろ要求しているのは素描力なので、ネガティブペイントではなくてネガティブデッサンとでも言ってお…

おぼろげなスケッチからちょっとメカっぽく

先日は随分ミスってしまいました。それでもハンコを押してくださる方が居られて、申し訳なく思っております。 このブログはモノクロでやっていますので、黒一色を水で溶くだけで明暗をコントロールする描き方は透明水彩と同じです。つまりは明るい部分を塗り…