風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

風景スケッチ

水面キラキラ

思いつくまま描いております。順不同、関連なし。申し訳ありません。 水面はなかなか魅力のある描画対象です。しかし揺らぐ水面や底の表現はなかなか難しくて大変です。写真でもなんでも使えるものはなんでも使って何度も描いて練習するしかありません。反復…

ドーッとやる光抜き

強い光を受けている部分だけを大胆に抜いて、あれこれはもう言わない----を目指した描き方です。樹林をバックにしたゴツゴツした岩の、ハイライトの部分をやや大袈裟に、かっこよく言えば大胆に抜いて、後は細々としたものは描かない。大方を暗示に任せるこ…

触らないはずが…。

昨日の記事の絵に後日筆を加えました。そのまま置いておこうと一旦は思ったのですが、ついやってしまいました。 背景など、随分違った印象になってしまっています。これひとつポンと見せればなんとなくなのですが、私としましては、ちょっとしくじりました。…

雑野

雑野なる言葉があるのかどうか知りませんが、どこにでもある殺風景な風景です。ぼんやりと暗示されたものから浮かべたイメージです。 荒れ野と木立ちがあり、人も歩かない。私は何故か殺風景が嫌いではありません。無論、好きとまでは言えないのですが、その…

山の道

これは先日の--この道--の連作のようなものです。これは単純にハイキングコースのような山道の雰囲気です。 いつもと同じく--なるべく単純な描画で事物をどれだけ暗示できるか--に関心をもっています。前回は墨汁でしたが、これはポスカラで描いています。墨…

いきなりですが水彩画

ふと思い立って深い森の中を流れる川を想像して描きました。これは透明水彩です。絵の具は安物ですが。 色彩ものは精々数ヶ月に一度にしておく考えですが、一応は色々やって置こうということでして。ジャングルの部分でちょっと想像しきれませんでしたね。 …

暗示の最たる描画

前回欧州の中世の城などをイメージしました。これは何に見えるでしょうか。私には中世ヨーロッパの狭い通りに見えます。下には人が歩いていて、頭上に洗濯物が掛けられているようにも見えます。しかし暗示だけですので、解釈でどうにでもなります。 この手の…

単純な抜きで幽邃な水面を描いてみました

ここしばらく続けております単純な光抜きの一連です。 これはなるべく単純にパターンで明るい部分を抜いて、後はぼかすだけです。ぼけた部分とくっきりした部分の絡み合いで見えるものの全ては暗示されています。それはまた、描くならなるべく単純なほうが良…

単純にやる光抜き

時々申し上げておりますが、このブログは過去に色々やってみて個人的に面白かったことを記述しています。興味を持って頂ければ嬉しいですし、ピンと来なくても全然オーケーです。自然体でやりたいと思います。 単純な光抜きをやってみたいと思います。これも…

またまたたまには水彩画(早口言葉みたい…)

モノクロばかりと言うのもなんですから、時には水彩画です。2月18日の岩清水に近いですね。その如く、岩から水が滲み出るような斜面のイメージです。 水彩画に於いても、いつもモノクロで描いているような筆の感じをそのまま残して描きたい思いがあります。…

色々と研究中です

トーンとパターンの関係をもうちょっとあれこれやってみたいとところです。個人的な考えですが、まず明暗をどれだけ的確に配置できるか、そこがとにかく出発点だと思っています。 程よい位置を探すのですが、そのなかでもなるべく単純な状態を目指しているの…

枯れた葦の水辺

ちょっと変わったことをやりました。これは爪による引っかきが入っています。普段あまりそういうのはやったことないのですが、何でもものは試しです。 このブログは、なるべく描かないことをモットーにしていたのですが、いつの間にか妙に描き込んでしまった…

岩清水

クロッキーの上から筆を加えたのですが、少しばかり描きすぎました。 岩清水の小さな流れがあり、手前に溜まりがあるイメージだったのですが、ハイライトの抜きをうまく残せませんでした。 しかしながら、失敗もなくうまくいくのは稀なので、練習を重ねたい…

枝絡み

木の枝なんて代物は随分描きにくそうな感じがします。枝はあっちこっち生えまくることが多いので、ややこしくてなかなかこなせません。 そのせいか、枝だけを描く人はあまり見かけないと思います。たいていは脇役です。 しかし工夫すればなかなか描画対象と…

ちょっとSFな切り株

切り株です。ちょっとSFっぽくなってしまいました。随分適当です。 元々根が好き(SFチックが好きという意味です)なものですから、ついそちらへずれてしまいがちです。 山歩きが好きなので、若い頃はあちこちを歩きました。今は周辺の山とも丘とも言えぬち…

樹木を見上げる

下から樹木を見上げた状態です。枝が広がっているのですね。と言ってもこれは、完全にイメージで描いた暗示描画です。 クロッキーに近いものですが、乾いてからちょっと筆を入れました。太い幹をもっとはっきり表現しようと思ったのですが、これで良いと判断…

何気の風景

ちょっと息抜きの感じですが、どうということのないありふれた風景です。 ほとんど勝手に作った、何気にどこにでもある風景です。私の住まいは山沿いですので、このような光景は歩けばどこにもあります。ただ雑草や樹木が生えているだけのありきたりな殺風景…

怪しげな光景

先日光り物をやったついでに、今度は怪しい雰囲気を描いてみたいと思います。 と言っても私が描くものは概ね怪しげなので何を今更なのですが、それはともかく、私達は目に見えている、基本的に動かない--物--を描く以外にも、雰囲気を描きたいと思うきがあり…

早や四日…。

ブログを始めてひとつ気がついたのは、前の更新からもう三日も経ってるのかとか、四日過ぎてるじゃないかとか、まるで日々がギヤのように軋んでくる感じがあることですね。 なんだかそれが良いのかそうでもないのか、ちょっと分からなくなりました。更新する…

明けましておめでとうございます

大雑把にやり過ぎましたが、希望の光を描いたのだと思って頂ければと思います。 お笑いですが、描いている時に字を入れることを考えていませんでした。ちょっとわかりにくいですが、控えめに、謹賀新年 令和三年元旦です。 急に寒くなって、今朝、水道が久し…

雪野

そろそろ雪の季節です。これ以上はない感じの単純を目指しました。撮影の加減で下が赤っぽくなっちゃいましたね。 このブログは本来はこの路線を目指していましたが、たまにはそこへ回帰したいと思います。アートダストから引き継いできて、うっかりあちらで…

光って見える不思議

一見なんだと思われるでしょうが、それはひとえに私の力量不足の故でして、実はこれは林に打ち捨てられた樹木です。一部の樹皮が剥がれて芯が見えている状態です。 木漏れの部分はともかく、えぐれた部分を眺めていると、強くはないものの、何だか光って見え…

ラフな風景描写

ラフな描画を試みました。ほとんどの筆跡をそのまま残しています。細かい形は追わずに、むしろ突き放すような描き方です。 樹木と川らしきものは想像できるでしょう。もしかしたら池かも知れませんが。 当初の目論みと違ってこの頃は少々描き込みに熱意があ…

光ったものをもう一点

やりかかっていましたので、もう一点だけ光りものをUPしておきます。 空を少々怪しいものにしてやろうとつい色気が出て、予定よりもカブってしまいました。光の主体より明るい反射はありませんのでこれは失敗です。他にもあれこれミスっていますが、臆せず練…

枯木を描く

これも形抜きの練習でもあるのですが、全ての物には固有の性質がありますので、練習を兼ねて枯木を描いてみました。 斜めに倒れた枯木の脇枝付近に小さな枝が幾つも生えている光景ですが、なかなか複雑なのでさらっと描くという訳には行きません。なるべく大…

光った部分を抜いてみる

こういう練習をするのは、まずモノクロでやるのが理にかなっていると私は思います。 光って見えるということが、どのような陰影の組み合わせでそう見えるのか、これを観察するのはとても重要かつ楽しいと思います。 雨上がりの田舎道 それ自体が発光している…

棚田

久しぶりにポスカラでのモノクロ画です。棚田と言うほどではないですが、ちょっとばかりそれ風の風景です。 練習ではありますが、以前から似たようなイメージで何点か描いておりました。 黒一色で描く世界は独特だと思います。元々このブログの出発点はここ…

単純を目指した水彩画(池の畔)

モノトーンと言っておきながら続けての水彩画ですが、これはほぼモノトーンに近いので仲間入も悪くはないでしょう。 これは前回よりも、もっと大雑把を目指した描き方です。仮に水彩であれば、当ブログではこの路線を目指したいと思います。 池の畔 しかし、…

時には水彩画

このブログは基本的にモノクロかモノトーンに限っていますので、色物は公開していないのですが、しかしたまにはようございましょう。 しかし私は元来は油彩画を中心に描いていまして、水彩、特に透明水彩はまだまだ研究段階です。 いつもモノクロでトライし…

叢(くさむら)

草や雑木の生えているところです。相変わらず墨汁と安物の筆で描いています。 うーん、ほぼ現代アートしちゃってますね。丹念に描くと言うよりも筆を自由に動かす方が面白く感じます。しかしなかなか決まらないのも事実です。正直なところ、苦労も少なくあり…