風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

風景スケッチ

田園

普通の印象的な風景に戻りました。ちょっと季節は違いますが、水田風景です。広い面積に水が張られている光景はなかなか趣があります。 田園 好みのシーンを印象で描いています。 私の住む町も、ちょっと上に登って見下ろすとこのような風景がありました。今…

公園の沼

以前公園の池と題して公開しましたが、これは公園の沼です。自分としては、沼の方が怪しげですが、どっちだっていいようなものです。 公園の沼 今もって未消化なことばかりやっています。なかなか思ったようには進んでいきません。思い切り大胆に一発抜きを…

怪し野--2

ちょっと前からズレまくってまして、描くものがすべて怪しげになってしまいます。元々なにか出てきそうな雰囲気が好きなのですが、必要以上に癖がついてしまいました。 怪しい野 以前に--怪し野--と題する記事を書きました。こちらはサイズが小さいので少々…

公園の池

樹木と水は今のところ私の中心素材です。この頃はこれまでとはかなり違った描画を試しています。なかなか思ったほど上手くは行かないのですが、それでも一応の手ごたえを感じています。勘違いかも知れませんが…。 公園の池 どう違うのかと言っても例えようが…

茂み

湖畔の茂みですね。この頃やや複雑で何とも表現しにくいところばかり描いています。 湖畔の茂み 少しパターン化して面白い風にならないかとやってみたのですが、失敗しました。今ひとつ形を上手く整理できませんでしたね。 ちょっと離れて見てくださればそれ…

源流--2

前回の源流の元絵です。実はこちらを先に描いていたのですが、ややヘビーな感じになってしまったと思い、少々気になって先日の絵を描きました。 流れの奥地 まあ…描く度に悩みますね。こんな場所の雰囲気を出すのは難しくて厄介です。描いては悩み見ては悩み…

雲立つ

遠い風景----というのを、とっと見なくなりました。子供の頃は自らが小さかったので見るものがすべて巨大で風景は遠かったのですが、もっと他にも理由はありそうです。 雲立つ いつの頃からか、久しく巨大な風景とか遠い風景を見てません。昔の後楽園球場が…

石段

他愛のないものですが、田舎のお寺によくある石段です。右手の石垣の上に樹木がある、ほとんど下半分だけの暗示的描画です。線香の煙がもやったイメージです。 石段 嘘うそ、線香の煙は後の適当な付け足しです。向こうにもうちょっと樹木を描くつもりでした…

隣町の沼

名前まではわからない小さな沼です。どんな名前なのかGoogleのビューで探すのですが、見当たりません。私の住まいの近隣は溜池が多くて、一々名前などないかも知れません。 沼や池が好きなのでついついその手が多くなります。水のある風景を眺めていると、つ…

浅瀬の片隅

似たような絵が続きます。一連で描いています。浅瀬と言うか、ちょっと磯の感じもありますね。 浅瀬の片隅 そんな気がして、右下に蟹を描きましたが、わかりますかね。サワガニですね。投資信託でそういうのがありましたね。蟹ってこんな感じかなって、そん…

干潟

八月もすでに二十日。昨年同様、今年も遂に----八月の濡れた砂----のないまま終わろうとしています。 干潟 後十日ある? その間に何かがかわるでしょうか、ときめくことがあるでしょうか。青春の最も良き時代に、これに差し掛かってしまった人たちを本当に気…

川のある風景

いつものように筆を走らせずに、ごく普通の透明水彩画のように描きました。ちょっと田舎に行ったら川があって橋があって木があってと、そんな風景です。 川のある村 色んな描き方の殆ど全てに魅力を感じていますが、これはほんとに描く度にややこしい状態で…

どこへ続く細い径

山や森のなかで、細い径がずっと奥へ続いていたら、この径はどこへ続くのだろかと、つい行ってみたくなります。山があるから登り、道があるから進む。 小径 道に関しては以前にも記事にしました。昔から、ぼんやり道を眺めて勝手な想像をすることが少なくあ…

溜池

別にそのような意図を持って描いた訳ではないのですが、なんだか近所の溜池そっくりになっちゃいました。 タイトルくらいもうちょっと気の利いたのをと言われそうですが、いいんですもうそういうことは。 溜池 ぶっちゃけた話、池や湖沼の類はどこでも似たよ…

渓流

一度使ったようなタイトルですが、きっとそのような絵が多いからでしょう。これはモノクロだということを別にすれば、ごく普通に絵に見える水彩画の描き方です。 渓流 最近はより抽象っぽい方向へずれていますので、ちょっと戻したつもりです。 私は、布団の…

遠望

そんな気取ったタイトルは要らないのですが、まあちょっとですね…。 遠望 いつもと違ってこれは墨汁です。墨汁で描いたから水墨画という訳でもないでしょうが、一応そうして置きましょう。今回も筆の暴れをなるべく抑制しました。 墨は雰囲気が随分違ってな…

叢林

そうりん----と言う言葉も、ほとんど小説の類でしか見かけないと思います。ただの林と言えばその通りですが、なかなか味わいのある言葉もあるものです。 なるほどなるほど、タイトルひとつで絵の有難みも違ってきましょうかね。不思議なものです。 叢林 近頃…

支流

と言うほど大袈裟なものじゃありませんが、枝分かれした小さな流れです。でも、もっと別の何かに見えるかも知れませんが、全然それでオーケーです。 支流 普段目指しているのは具象と抽象の間なのですが、しかしこの頃は、ちょっと試行錯誤に陥っています。…

急流

恐竜じゃないですよ。フランク・プールセルの名演奏にそんなタイトルのがありました。急流と言えばフランク・プールセルでしょう。 le torrentとなっていますが、フランス語でしょうか。曲はまごうことなき名曲中の名曲。しかしこの曲から急流をイメージでき…

水影

この頃タイトルの付け方に悩んでしまうのですよね。一々タイトルなど考えていないので、公開する時になって本当に悩みます。 水影 これは、氷のようにピンと張った水面に映っている逆さまの世界を抽象っぽく描いたのですが、そういうものに一々タイトルが思…

砂塵

大砂塵という映画がありました。随分昔の西部劇です。1954年。映画のタイトルよりもジャニーギターというペギー・リーの歌が印象的でした。ギターでも随分演奏されました。古き良き時代のアメリカ映画です 少し大きいです。クリックしてやってください。 砂…

野嵐

昨日で過去ブログからの移動を終えました。既に閲覧して居られた方には退屈様でございました。これにともない、既に過去ブログを削除しております。短い付き合いでした。ブログを立てた時は、それ程の気負いはありませんでした。あまり入れ込んでなかったの…

旧ブログからの移動です--5(風景)

畔(ほとり) 夏霧雨 畦(あぜ) 三つ目の絵は一番上の畔と似ていますが、こっちは--あぜ--です。でも、以前から似たようなのを沢山描いているのでわからなくなってきました。 いずれも最近描いているものより全体に図案化を目指した単純描画です。最近はも…

朽ちた樹木

朽ちて横倒しになった根っこから枝が尖るように伸びている光景です。例によって半分抽象を狙っています。あまり上手くは行きませんでしたが…。 朽ちた根っこのイメージ 気を付けねば、根っこは形そのものがオカルトしています。ホラー系の映像には切り株や根…

リバーサイド

川べりに行くと普通にある風景です。いつものごとく水墨画風です。ぼやっとした雰囲気ですが、下の畑や草むら付近をちょっと失敗しました。表現が合いませんでいじり過ぎました。 川ベルの風景 でもまあ、そういうことを繰り返すのが練習ですね。そう思って…

静謐

以前からやっている単純思考です。なるべく描かないで暗示的なスタイルです。 照らされているハイライト部分だけを鋭く抜いて、後はぼかすのみで静謐な感じを表現できないかを考えました。その対比のみで物事を暗示できればとあれこれやっております。言って…

思い切りの単純--2 畔を描く

単純な型抜きによる暗示描画です。畑に見えなくもないですが、池か沼の畔を連想して頂ければ幸いです。 畔 ずっと取り組んでいることですが、最大限手数を少なくして描くやり方で、クロッキーとも言えなくはないですが、それよりもっと単純です。要るものと…

畔の木

単純な形抜き光抜きの練習です。四の五の言わずに時々はやっておかねばいけないものです。どうせやらねばならないものはやるしかないという、その類の練習です。 これも必ずしも狙い通りに進んだ訳ではありませんが、練習は練習ですので、うまく行っても行か…

古墳

周りに水を湛えた古墳のイメージです。暗示描画ではありますが、極普通の風景画です。突然何の脈略もなくこういうものを描きたくなります。 墳丘の上の樹木を黒くし過ぎましたが、失敗と言う程でもないので一応の展示です。一枚一枚が経験です。 私は廃墟と…

野の花の抽象的表現

全くの抽象表現ですが、野に咲く花です。ここまで行くとさすがに具象の部分は殆どありませんが、これもイマジネーション絵画と言って良いと思います。 色が加わると意図は割とはっきりしますが、モノクロではほぼ抽象表現になります。しかしそれでも、モノク…