切り株です。ちょっとSFっぽくなってしまいました。随分適当です。
元々根が好き(SFチックが好きという意味です)なものですから、ついそちらへずれてしまいがちです。
山歩きが好きなので、若い頃はあちこちを歩きました。今は周辺の山とも丘とも言えぬちょっと盛り上がった林を歩いたりするのですが、至るところに切り株を見かけます。
よく見ると、いや、よく見ないでも、切り株は随分ホラーなSFチックな形をしています。描くだけでそっち系です。
以前にもどこかで書きましたが、樹木や根っこや切り株をしつこく描いた絵がかなり沢山あります。質感を写真もどきに盛り込めば画面密度があがると思い込むのです。県展なんかでは沢山見かけます。
確かにそうした面もあるのですが、物には全て固有の形態と気質というか、性質がありますので、それを理解する前に質感描写に血道をあげても、結果はたいてい気味の悪いものになりがちです。
それらは例え図鑑からでも観察できますので、多くのものに目を通したほうが良いと思います。私も可能な限りそうしています。やってもこれですからね。
やや、しかし、これも画面中央に何故か縦に筋が入ってしまってますね。
不思議です。以前からこういうことが何度かあるのですが、写真を撮るまで全然気づかない。あんな筆跡はないのですが、偶然とはいえ不思議です。
作品として画廊などで展示するなら修正せねばなりませんが、もう面倒なので放って置きます。
しかし不思議。
不思議ではありますが、本日もありがとうございました。