風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

不気味で嫌な顔

この記事は昨年12月19日の記事とも少し関連します。見てしまった--とタイトルした記事です。

少々時間が経つのでややほとぼりが冷めたと思います。大田区の交差点でママチャリの主婦が車のドライバーに向かって大眼をひん剥いて啖呵を切ったあの形相です。

これは動画に上がってしまったのでニュースにもなって全国区になってしまいました。お笑いにした動画まで作られて、連中の異様な能力に驚くしかありません。名前と住所まで特定されたとかですが、本当かどうかは分かりません。

これを怒鳴りつけて非難するような動画も見かけましたが、私にはアクセス稼ぎをしながら、お前らとは違うんだというアリバイを作っているようにしか見えませんでした。

ママチャリママさんのその形相は、普段我々が眼にすることは殆どない異様なもので、ニュースでも見た人は誰もがドン引きしたでしょう。普段でもそういう素振りをし慣れている人だと思います。そもそもその辺の、私も含めた一般人は相当なことがあっても顔を歪めて他人に啖呵を切ることはありません。

交差点の出会いがしらでは、ちょっと手をあげれば双方済むことです。ママチャリが視界の悪い交差点でそのまま右折してくるなど度胸のあることですが、それでも常識ではそれで済んだ話だと思います。しかしどうもそこへは行かない人がある。切っ掛けがあったら浅いところでトタンに変わる。このギョッとする面が一旦デジタルに上がるともう永久に取れません。デジタルタトゥーとか言います。一旦は忘れてくれたように思えても何かあると直ぐに引っ張り出されて話題にされます。私たちが普段書いているブログの記事でも同じです。

私は絵を描いているので、絵に関して誰それの絵を特定して誹る貶す人に苦言しています。これは身近にも存在しますので、本当に嫌な気持ちになります。ネット上でこれをやると、己の性癖を語っているようなもので、場合によってはもう永久に取れません。

このことは余程に注意すべきだと思います。一々浅いところで極端な反応をしない。そういう習慣を身に着けたいと思います。ラブレターなど十年後には読めたものではないといいますが、ネット上の記事も似たようなものかも知れませんからね。どっちにしたって無名が大したことを書いていないので世間に相手にされていないだけです。

むしろ有難いと思った方が良いかも知れません。くれぐれも、ギョッとした面は出さないように心掛けましょう。

元々そういう面がある人しか出ないと言えば出ないのですがね。

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絵はガッシュによる、半ば偶然の描画です。三つ集まったら顔に見えると言う程度のものです。