風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

暗示の最たる描画

前回欧州の中世の城などをイメージしました。これは何に見えるでしょうか。私には中世ヨーロッパの狭い通りに見えます。下には人が歩いていて、頭上に洗濯物が掛けられているようにも見えます。しかし暗示だけですので、解釈でどうにでもなります。

欧州中世の通りを暗示的に描く

この手の描画は国内では殆ど見かけませんが、ネット上では普通に見かけます。海外の作品でしょうね。映像に関する感覚の違いでしょうが、それなりに興味のある問題です。

実はこれは、かなり偶然の結果です。整った絵を好まれている方には受け入れて頂くのは難しいかも知れませんが、私はこの部分に面白さを感じています。ものの暗示と見え方に関するひそみには尽きせぬ興味があります。

言葉での説明はとても難しいです。例えてみれば、何が描かれているのか分からない絵であっても、非常に惹きつける要素を含んだものが沢山があります。そのようなものと比較すれば、私の絵はまだ随分具象的です。

この辺のことは考えても考えても果てがありません。何故こちらへ惹かれるのか自分でも分析できません。絵描きにも様々なタイプがありますが、モノクロで描いていること自体あまり見かけませんので、変わり種ではあると思います。

本日もありがとうございました。