風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

斜面(形抜きの練習)

普段の練習に戻りました。私は崖とか斜面とかの絵を過去何度も描いています。危ないところが好きなんでしょうかね。

 

墨汁で描いた斜面

筆と形抜きの練習を兼ねています。林の部分が上手く抜けませんでしたし、他にもしくじっている部分が結構ありますが、まあまあと言うところです。

しかし、わからないものです。ちょっと前までは墨汁で絵を描くなどは考えられないことでした。気まぐれが世界を広げる。そういう面があれば良いですが、面白く感じることはなんでもやってみたいと思っています。

 

動きのある単純なモデリング

もちろん、こっちも継続してますよ。時々は思い出したみたいにやってみます。

 

 ところで、少々余談をお許しください。

過去に、近所で子どもたちに絵を教えている教室の展示会を何度か拝見したことがあります。ぼんやり眺めただけですが、子供の絵というのは、概ね低学年が面白い。形はまだ全然正確に描けないのですが、妙にそれが面白いのです。ぎこちなさが却って魅力なのかも知れません。

これが高学年になってくると、自然と正確に物を写し取ろうとしますので、正確性は出てくるのですが、絵からは面白い部分が消えていく。教室の人と話してもそのようなことをおっしゃってました。

これは多分誰しもが通る道でして、恐らく高校生くらいまで続く。以後は、絵はそこだけじゃないのだと考え始める。

まあこれは大雑把な私見ですから大げさには考えないでください。でも近隣の学生たちの絵を見ると、そのほとんどが写真起こし絵画です。写真を使うのは全然オーケーですし、成長段階の途中であるのでこれは普通のことです。問題はそれ以後ですね。

幼稚園児とか低学年の子供の絵は、恐らく上手く描こうなどは考えない。絵はぎこちなさ満載。でも、それが持っているものを、ちょっと考えてみたいと思います。

利口な大人がそのぎこちなさを絵に取り入れたりすることもあります。世間のあちこちにあります。しかし作為が見えるので、興味深いのは少ないように思います。

絵の世界も様々でありますね。

本日もありがとうございました。