風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

スモールサイズで練習

小さな絵を描くことでひとつの練習が可能だと思います。

サムネールを描く

上の絵は私の住まいの周辺で売られているもののなかでは最も小さいスケッチブックで、これを四つに割った程度の大きさで描いています。

マルマンスケッチブック

これはダイソーで売られている百円のものですが、マルマン製ですね。

百円なので本家のものより紙数が少ないだけかと思っていたら紙がちょっと違うようです。こちらの方が本家よりも紙のシボが大きいようです。表面のざらめです。あまり気にはなりませんが、サイズが小さいと相対的にシボが目立つので気にするなら本家の方が良いかも知れません。

余談でございました。

さて、小さな絵を描くのにどんな理由があるかということですが、単に趣味の問題でしょうか。

私には国内よりもむしろ海外の作家さんたちに割とおやりになられている方が多いように思えるのですが、その意図までは把握しておりません。しかしきっとそれなりの理由があるのだろうと思います。

サイズが小さいと、必然的に大雑把に描くしかありません。米粒芸術もやろうと思えばできるでしょうが、むしろ必然的に描画対象を単純化する方向に行くことが重要だと思います。

サイズが大きくなると単純化は難しいです。習熟すると簡単にできるようになるでしょうが、初期は小さなサイズでやるのは理にかなっているように思われます。

どんな絵でも、描いては引いて眺めてまた描いて----ということを繰り返します。小さなサイズで描くことは相対的に引きで眺めるのと同じです。配置やバランスを評価しやすくなります。決してお遊びでなく、重要な意味があるように、私には思えます。

決して小さい方が楽だからではありません。どころか、単純化しなければ筆が入り切らずに逆に難しくなります。なので敢えて単純にする訳です。

この手の練習を長いことサボっておりましたが、これからはマメにやろうと思います。

本日もありがとうございました。