風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

山河あり

水墨画調で水彩画を描く

先日までのガッシュではなしに普通に水で溶かしただけの描画にもどりました。透明水彩調ですね、色々やってる訳ですよ。なかなか思い通りには進展しないですが、それでもブログを始めた頃を思うと多少はマシかなと、自分に言って聴かせております。多少はモチベも上げませんとね。

これは夕方近い望郷的な雰囲気ですが、中国には割とみられる風景じゃないですかね。集落のすぐそばにこんもりとした山が切り立っている。中国の桂林だったかな、何故か子供の頃からそんな風景が好きなのです。ちょっと行ってみたい思いに駆られるのですが、むしろ今の中国は政治的に危なくて行けないですね。もう旅行する体力もあまりないので、そもそも海外は無理ですけれど。

山河ありの風景なら、昔は市街地からそう遠くはなれなくても割とあったんじゃないかな、私は大阪の片田舎に一時居ましたが、その頃に遊んだ川の記憶を頼りにビューで探してみるのですが、全然風景が違ってしまっています。居た場所の地名もわかっているけど、全然それらしい場所を探し出せません。もはや片田舎ではなくなっています。

これは絵の具を墨のように流したところからかなり偶然に任せて進めましたのであちこち思惑通りでないところばかりです。いつもと違ってあまり筆を走らさない描き方ですが、やや左サイドの印象がボケてしまいました。一筆チョコンと置くだけで違ってくるのですが、失敗もあり得ます。

不透明な描き方も透明調もなかなか双方捨て難く魅力に満ちています。このブログでは透明調を敢えて多くしてあるのですが、いずれは不透明(ガッシュ)での描画も増やして行きたいと思っています。どちらであっても奔放さのある描き方が好きです。結果がどうのこうのではなくて、思考を楽しむことで頭の体操をしている訳ですね。

いくら体操をしても、この頃は本当に物忘れがひどくて、そのうち絵の描き方も忘れるのじゃないかと心配しております。

オーバーじゃなくて、本当に深刻な時もあるのですよね。