風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

風景のクロッキーです--2

この手の練習では一度に何点か描けますので、ポツポツと公開します。

風景のクロッキー

クロッキーですから、荒っぽいままですが、野原に樹木であることは想像していただけると思います。

と言っても、これは脳内クロッキーのようなもので実際のどこかを描いている訳ではありません。明暗でイメージすると、頭にある映像をかなりの部分まで描けると申していますが、これは人体でも風景でも同じです。僅かな取っ掛かりがあれば、歩いてみたいところや行ってみたい世界を想像することができます。

もちろん、練習次第ですが。

こういうものですので、つまりどの方向から見ても構いません。

風景クロッキー

右回転しましたが、こう見ると、コンクリートに影を落としている二本の木にも見えます。自分で言うのもなんですが、これも悪くはないと思います。どう見ても構わない絵はどう見ても構わないのです。或いは逆さまに見ても別のイメージを想起できるかも知れません。

私達は見えているものを描くのが絵画だとつい思い込みがちですが、一度固まった頭は容易に溶けませんので、そうなる以前に、私達は頭を柔軟にしておく必要があると思います。

凡そアートと呼ばれる世界で活躍する人たちはやはり頭が柔軟であると思います。物事をイメージする訓練が出来ているのでしょう。

本日もありがとうございました。