風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

暮れゆく沼

夜っぽいのが続きます。元々怪しげが嫌いではありません。好きとまで言うと変人に思われるので曖昧にしております。変人には違いないとは思いますが。しかし夜が好きだからと言って別に私は吸血鬼ではありません。 暮れゆく沼 暗がりや夜は好きでも、それと…

夜の散歩者

なんだかどこかにありそうなタイトルです。ちょっとしゃれてみました。子供の頃から深夜放送で夜ふかししていた身の上としては、夜は友達です。 夜の散歩者 終電が終わるのも構わずに飲んでいて、そこそこ飲んだのにこれは別腹とか勝手なことを言って駅前屋…

城壁

ちょっと気分を変えたいと思います。これは普段と違って随分単純化した表現です。陽の当たる城壁を想像して頂ければ幸いです。西洋の城ですね。ほぼパターン化して暗示に任せるスタイルです。 城壁 古い小説ですが--ゼンダ城の虜--なんてのがありまして、タ…

干潟

八月もすでに二十日。昨年同様、今年も遂に----八月の濡れた砂----のないまま終わろうとしています。 干潟 後十日ある? その間に何かがかわるでしょうか、ときめくことがあるでしょうか。青春の最も良き時代に、これに差し掛かってしまった人たちを本当に気…

川のある風景

いつものように筆を走らせずに、ごく普通の透明水彩画のように描きました。ちょっと田舎に行ったら川があって橋があって木があってと、そんな風景です。 川のある村 色んな描き方の殆ど全てに魅力を感じていますが、これはほんとに描く度にややこしい状態で…

市街戦

タイトル思いつかないので物凄く適当です。SF映画とかが好きだったので、子供の頃に勝手な想像であれこれ描いていました。雑誌の口絵なんかにワクワクしながら。 もちろん子供の絵ですから完全にポンチ絵です。しかし楽しかった。 市街戦 そんなことをちょっ…

異界

こことは異なった世界を描いてみようと思ったのですが、イメージの半分も定着できません。上から何かがぶら下がったような、もやったような雰囲気の世界ですね。 異界 イメージはそうだったのですが、かなりしくじりました。いくつか描いているうちにどうに…

どこへ続く細い径

山や森のなかで、細い径がずっと奥へ続いていたら、この径はどこへ続くのだろかと、つい行ってみたくなります。山があるから登り、道があるから進む。 小径 道に関しては以前にも記事にしました。昔から、ぼんやり道を眺めて勝手な想像をすることが少なくあ…

増水

息を止めている間----と言えば大袈裟ですが、例えればほとんど一息でどう表現できるかをあれこれとやっています。なるべく単純に暗示的にイメージを定着する。このブログの本来の目的です。この頃はつい描き込んでしまうのですが。 増水をイメージ 一昨年の…

溜池

別にそのような意図を持って描いた訳ではないのですが、なんだか近所の溜池そっくりになっちゃいました。 タイトルくらいもうちょっと気の利いたのをと言われそうですが、いいんですもうそういうことは。 溜池 ぶっちゃけた話、池や湖沼の類はどこでも似たよ…

林の小径

近所の林のなかの小径です。ほとんどクロッキーです。 林の小径 散歩をしたときに写真を撮っておいたはずなんですが、失くなってしまったので、空想で描きました。 空想なんていうと随分ヤクザな描き方に聞こえるかも知れませんが、コンセプトやる人なら当た…

異世界

灯りに向かって歩く人がある。行ってみよう、少なくとも灯りは見える。でも向こうには何があるのでしょうか。 異世界への口 これは完全な空想です。しかも、ある種の危惧が混じっています。 善意に解釈しても、人類は壮大な勘違いをすることがある。そうでは…

夜の街

ホテルから見下ろした夜の街を連想して頂ければ幸いです。道路やウインドウの灯りで下が明るいイメージですね。 夜の街 狭い通りにある細長いビル。ホテルから出ると賑やかに居酒屋が並び、つい一杯やりたくなる。私の好きなイメージです。用事で遠方に旅を…

空中基地

以前から何度かやっている基地の絵ですが、それを水墨画風のタッチで描けないかとあれこれやっています。水墨画は現代アートやコンセプトアートにも新鮮な面白みを見せると思います。もちろん、習字筆で描いています。安物ですが…。 基地 これは言ってみれば…

木立ち

少し毛色の違ったものを探しています。なかなか思い通りになりません。描いたりぼかしたりの悪戦苦闘です。 木立ち しばらくは色々やって、なんらかの形になれば良いですがと、そんなことでやっています。かなり抽象画になってしまいましたが、自分としては…

渓流

一度使ったようなタイトルですが、きっとそのような絵が多いからでしょう。これはモノクロだということを別にすれば、ごく普通に絵に見える水彩画の描き方です。 渓流 最近はより抽象っぽい方向へずれていますので、ちょっと戻したつもりです。 私は、布団の…

断層上の岩

練習ですので、必ずしもタイトル通りを最初にイメージして描いている訳ではありませんので、断層が見えている上にどこからか転がってきた岩が乗っかっていると、そんなイメージで観てやってください。 岩 もう本当にタイトル付けるの難儀します。普段の練習…

遠望

そんな気取ったタイトルは要らないのですが、まあちょっとですね…。 遠望 いつもと違ってこれは墨汁です。墨汁で描いたから水墨画という訳でもないでしょうが、一応そうして置きましょう。今回も筆の暴れをなるべく抑制しました。 墨は雰囲気が随分違ってな…

叢林

そうりん----と言う言葉も、ほとんど小説の類でしか見かけないと思います。ただの林と言えばその通りですが、なかなか味わいのある言葉もあるものです。 なるほどなるほど、タイトルひとつで絵の有難みも違ってきましょうかね。不思議なものです。 叢林 近頃…

支流

と言うほど大袈裟なものじゃありませんが、枝分かれした小さな流れです。でも、もっと別の何かに見えるかも知れませんが、全然それでオーケーです。 支流 普段目指しているのは具象と抽象の間なのですが、しかしこの頃は、ちょっと試行錯誤に陥っています。…

急流

恐竜じゃないですよ。フランク・プールセルの名演奏にそんなタイトルのがありました。急流と言えばフランク・プールセルでしょう。 le torrentとなっていますが、フランス語でしょうか。曲はまごうことなき名曲中の名曲。しかしこの曲から急流をイメージでき…

草花もつれる

草花が、なるがままにもつれているようなイメージです。イメージしたらとにかく描いてみることでやっております。結果はともかくですね…。その上で、公開しても後悔しないかなと思えるものを公開しております。 草花もつれる これはイマジネーション絵画の類…

水影

この頃タイトルの付け方に悩んでしまうのですよね。一々タイトルなど考えていないので、公開する時になって本当に悩みます。 水影 これは、氷のようにピンと張った水面に映っている逆さまの世界を抽象っぽく描いたのですが、そういうものに一々タイトルが思…

砂塵

大砂塵という映画がありました。随分昔の西部劇です。1954年。映画のタイトルよりもジャニーギターというペギー・リーの歌が印象的でした。ギターでも随分演奏されました。古き良き時代のアメリカ映画です 少し大きいです。クリックしてやってください。 砂…

レディ

単純に陰に回った部分だけを描いて素描力を付けようとの練習をしていたものです。ちょっと前のものですが、過去に公開したと思っていたのですが、見当たらないのでここに公開です。描いたものはすぐにupして置かないと分からなくなりますね。 陰だけで暗示描…

ツンドラ

ツンドラと言う言葉を知っている人はどれくらい居るでしょうか。普段はあまり使いませんが、永久凍土のことらしいです。不毛地帯みたいにも使われてますが、たまにこんなのも描いてみたいと思いまして。 ツンドラ 不毛地帯で何かが光っている感じです。古い…

野嵐

昨日で過去ブログからの移動を終えました。既に閲覧して居られた方には退屈様でございました。これにともない、既に過去ブログを削除しております。短い付き合いでした。ブログを立てた時は、それ程の気負いはありませんでした。あまり入れ込んでなかったの…

旧ブログからの移動です--5(風景)

畔(ほとり) 夏霧雨 畦(あぜ) 三つ目の絵は一番上の畔と似ていますが、こっちは--あぜ--です。でも、以前から似たようなのを沢山描いているのでわからなくなってきました。 いずれも最近描いているものより全体に図案化を目指した単純描画です。最近はも…

過去ブログからの移動です--4

ちょっと退屈な作業ですが、先にやってしまおうと思います。 ちょっとお兄さん かばん スマホを見るお姉ちゃん 絵の移動だけでは味の素っ気もありませんので、多少の文面を引き継いで置きます。 いつの頃からか、細かい部分はなるべく後回しにして、大雑把な…

過去ブログからの移動です--3

移動を続けます。淡々と貼り付けます。 マダム 女性の後姿は神様です シャナリ これらは皆、正確性よりも全体の形を先に把握してしまおうという取り組みです。イメージ優先です。