風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

暮れゆく沼

夜っぽいのが続きます。元々怪しげが嫌いではありません。好きとまで言うと変人に思われるので曖昧にしております。変人には違いないとは思いますが。しかし夜が好きだからと言って別に私は吸血鬼ではありません。

 

暗がりにある沼をパターン化したイメージ

暮れゆく沼

暗がりや夜は好きでも、それと鬱陶しさは別です。今の世の中の、この鬱陶しさはいつまで続くのでしょうか。いつになったら雲が晴れるでしょうか。

こんな世の中になって、ちょっと前までは考えたこともなかったのに、多くの人が俄学者になってあれこれ言います。ときにはそれが完璧な罵り合いにまでエスカレートします。

しかしこれはやむを得ないことでもあります。人と言うのは概ねそういうものです。絵のような非常に個人的なことをやっていても、他人の描画や考え方を批判したがる人はどこにでも居ます。

ネタになりそうな他人の記事を見つけたら、自分の方がよく知っていると言わんばかりの追い記事を書く人も居ます。己の絵に比して余りなことを仰っている方には苦言の一つでも言ってみたくなりますが、それも徒労でしかありません。

真摯な意見交換は必ず実りがあると思いますが、現実にはなかなか難しいものです。自分は相手より上にある、良く知っている、モラルでも上だ、と思いたがる姿勢が大方の災いの元のように思えます。

少なくとも絵に関しては、自分の好みと思考をなるべく淡々と控え目に述べる程度にしておきたいですね。

夜の沼は怖そうですが至って静謐でございますよ。

本日もありがとうございました。