風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

想像で描いてみる

想像だけでモデリングの練習ができるでしょうか。

 

想像でモデリングする

モデルや写真を見ながら描くのではなく、これは飽くまで脳の中に思い浮かべたものを描く練習です。従って形が崩れてもあやふやでも一向に構いません。

何故こういうことをするのかと言うと、私たちがモデルを前にしてデッサンなりする時でも、視線はモデルとキャンバスを行ったり来たりします。

一瞬ですが、視線が切れます。この瞬間に、私たちは今見たことを忘れる生き物なのです。言葉では言えても、描けと言われてなかなか描けません。

恐らくこれを補完する意味があるのかと思いますが、有効な練習方法に、自分の手元を一切見ずにモデル(もちろん写真でも同じです)だけを見ながら描く方法があります。

描く絵はガタガタになります。誰でもそうです。しかし有効な方法であるとして知られています。

また、しばらくモデルを観察した後で、今度はモデルを一切見ないでたった今観察したモデルの姿を描くのです。逆をやっているようですが意図は同じです。

これをもっと進めて、今度は脳の中のシーンのスケッチや人間のモデリングをする訳です。

勿論、完成された作品を描くには適さないかも知れません。しかし練習方法としては戯れながら脳を鍛えることができる有効な方法だと思います。

くれぐれも、他人様に見せるような上手い絵を描く必要はありません。このような練習なので崩れるのが当然です。しかし徐々に面白くなると思います。

本日もありがとうございました。