風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

よどみ


言葉から受けるイメージは決して愉快なものじゃないと思いますが、よどみはどこにでもあります。外界に限らず、心の内にだって…。

よどんだイメージをモノクロで描く

よどみ

空気がよどんでいるとか、流れがなくてよどんでいるとか言います。それ自体はあまり良いイメージではありません。しかしよどみの世界は日常と隣り合わせて存在します。

よどんだ世界に居たような感じを受ける時もあります。それは夢の世界です。夢から覚めた後、そんな風に感じることがあります。

夢を見て笑っている人を見たことがありません。ドラマなどではありそうですが実際にはありません。そんな人を見たら泣いている人よりも不気味です。

夢はいつも悲しげで重苦しくてそれでいてちょっと懐かしいのですが、爽快だったことはあまりありません。例外的に一つ二つはあるかなって感じです。

夢のイメージは、いつも心の中のよどみが水面に反射しているような感じです。しかしそれは、決して避けるべき悪しきものではないと思います。きっと何かを調整してくれているのかなと思ったりします。

しかし困ったことに、昔の片想いだった人が突然夢に出てくることがあります。すっかり平気になっていても、苦しかった当時を思い出してしばらくダメージを受けます。どうやらうまく行かなかったことが、やはりよどみに溜まるのですね。

竹内まりやさんの--駅--を思い出しますね。

絵に関しては、あまり上手く行きませんでした。もうちょっと流す予定でした。

本日もありがとうございました。