風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

水墨画風

石段

他愛のないものですが、田舎のお寺によくある石段です。右手の石垣の上に樹木がある、ほとんど下半分だけの暗示的描画です。線香の煙がもやったイメージです。 石段 嘘うそ、線香の煙は後の適当な付け足しです。向こうにもうちょっと樹木を描くつもりでした…

源流

何故私は、源流に近い渓谷の絵を沢山描くのか----ということに関してひとくさりやらせていただきたいと思います。 源流 川はいったいどこから流れてくるのか----と言うことに関しては、子供の頃の大きな謎でした。か細い清水の一筋ひとすじが集まって堂々た…

隣町の沼

名前まではわからない小さな沼です。どんな名前なのかGoogleのビューで探すのですが、見当たりません。私の住まいの近隣は溜池が多くて、一々名前などないかも知れません。 沼や池が好きなのでついついその手が多くなります。水のある風景を眺めていると、つ…

浅瀬の片隅

似たような絵が続きます。一連で描いています。浅瀬と言うか、ちょっと磯の感じもありますね。 浅瀬の片隅 そんな気がして、右下に蟹を描きましたが、わかりますかね。サワガニですね。投資信託でそういうのがありましたね。蟹ってこんな感じかなって、そん…

湿地帯

ほとんど一気描きですが、別にそこを目指している訳ではなくて、どうもこの手の描画は一旦休んでしまうとダメなんですよね。なんとも不思議なことです。一旦途切れると感覚が変わるからでしょうか。 湿地帯 ひと息で描いて成る程ができる人は相当な人で、本…

空中基地

以前から何度かやっている基地の絵ですが、それを水墨画風のタッチで描けないかとあれこれやっています。水墨画は現代アートやコンセプトアートにも新鮮な面白みを見せると思います。もちろん、習字筆で描いています。安物ですが…。 基地 これは言ってみれば…

叢林

そうりん----と言う言葉も、ほとんど小説の類でしか見かけないと思います。ただの林と言えばその通りですが、なかなか味わいのある言葉もあるものです。 なるほどなるほど、タイトルひとつで絵の有難みも違ってきましょうかね。不思議なものです。 叢林 近頃…

旧ブログからの移動です--5(風景)

畔(ほとり) 夏霧雨 畦(あぜ) 三つ目の絵は一番上の畔と似ていますが、こっちは--あぜ--です。でも、以前から似たようなのを沢山描いているのでわからなくなってきました。 いずれも最近描いているものより全体に図案化を目指した単純描画です。最近はも…

リバーサイド

川べりに行くと普通にある風景です。いつものごとく水墨画風です。ぼやっとした雰囲気ですが、下の畑や草むら付近をちょっと失敗しました。表現が合いませんでいじり過ぎました。 川ベルの風景 でもまあ、そういうことを繰り返すのが練習ですね。そう思って…

静謐

以前からやっている単純思考です。なるべく描かないで暗示的なスタイルです。 照らされているハイライト部分だけを鋭く抜いて、後はぼかすのみで静謐な感じを表現できないかを考えました。その対比のみで物事を暗示できればとあれこれやっております。言って…

少し現代アート--2

2月に和風現代アート掛け軸風をやりましたが、その連番です。こういうことをやると黒一色は、私にはとても新鮮に思えます。 暗示的に斜面の一部のように見えます。でも、なんであっても構いません。このような絵は、描くと言うより置いた筆跡の形が何に見え…

単純な抜きで幽邃な水面を描いてみました

ここしばらく続けております単純な光抜きの一連です。 これはなるべく単純にパターンで明るい部分を抜いて、後はぼかすだけです。ぼけた部分とくっきりした部分の絡み合いで見えるものの全ては暗示されています。それはまた、描くならなるべく単純なほうが良…

少し現代アート

ちょっと気分を変えて、和風現代アート掛け軸風----をやってみました。 偶然にできるイメージの面白さに遊ぶのは実に楽しいです。遊び心は絵にも活かせると思いますし、遊ぶと言う以上に面白く有意義だと思います。 もちろん、私が勝手に思っているだけです…

枯れた葦の水辺

ちょっと変わったことをやりました。これは爪による引っかきが入っています。普段あまりそういうのはやったことないのですが、何でもものは試しです。 このブログは、なるべく描かないことをモットーにしていたのですが、いつの間にか妙に描き込んでしまった…