風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

工事現場

工事現場の打ち捨てられたようなところをイメージしています。見ればわかりますけど横長です。以前から横長やると言ってましたからね。

着目するところがこういうところばかりなのですが、明暗のモザイク状が面白いと思います。むしろ完全にパターン化した方が面白いでしょうが、なかなか思っているようには進みません。何から何まで難しいです。面白くもあるのですが難しくもある。

 

工事現場

画像だけを考えると、これはかなり横長ですが、映画なんかではこれくらいの横長が普通にあります。つまりワイドが迫力あると思われているのですが、ブログなどではその仕組み上縦長の絵がで大きく表示されてしまいます。不思議なものです。

この手の絵は、なるべく単純化した大きな面を考えて、大胆にドカッと筆を入れる。これでないと生きないのですが、その判断はそれなりの訓練を積まねば身に付きません。それに応じて筆も動かなければちょっとしんどい。

心技体と言うと大袈裟ですが、つまりは一つだけでできると言うことはないのです。多分、絵に限らず凡そどんなことであってもですね。で、結局はそれに達せず、後からあっちいじったりこっちこねたりで元の木阿弥。いつもそういうことを経験します。

モノクロであれ色物であれ、前回やったような白を混ぜる方法と違って水で溶くだけで描く方法ではいかにうまく光抜きができるかにかかっている部分があるように思えます。

こういうことを言うと似たようなことを自説として語る人が時折出てくるのですが、全部を丹念に描いてしまうと歯切れの良い感じが消えてしまうように私には思えます。よく練習を積んだ人の絵はその辺が実に魅力的でして、長い思考と練習の成果だと思います。追いかけても追いかけても届かないものがあります。悔しいですがね。

え、どなたのことを言っているかって?

うーん、これは秘密にしておきます。私はかなり色んな人の影響を受けていますけれど、あまりにも違い過ぎて言うだけ恥ずかしい。

本日もありがとうございました。