森はファンタジー----などとと言えば聞こえは良いですが、森は暗くなるとオカルト感満載です。夜の森は怖くて歩けません。
それはともかく、例えばこのような怪しげな森の絵を描く場合、色んなイメージを参考にさせてもらいつつ、なるべくアレンジしながら描くのですが、以前からあることに気付いていました。
この絵は当ブログのポリシーからは描き込み過ぎていますし、公開する予定ではなかったのですが、記事のために公開することにしました。
森や樹木が折り重なってモザイクが沢山できると、それらが勝手に別のイメージを作ることがあります。この絵にも、よく見ると色んな顔が散らばっています。
当初は見えなくても、一度気付くと気になる場合があります。森や樹木に限りません、例えば波を描いていて変な顔が浮き上がったこともあります。
絵をグルっと回転すると別のものが浮かんできたりします。しかも大抵の場合、偶然にできる映像はそれを描いた本人の画力を上回ります。残念なことですが。
これは心霊写真と共通の問題だと思いますが、形の重なりは私たちの脳に暗示を与えてこのようなことが普通に起きます。
私は、以前描いた絵にとんでもない人の顔が見事に表れていて慌てて修正したことがあります。最後になるまで気付きませんでした。
他人様の展示でも似たような経験があります。勿論、余程親しくなければ黙っていますが…。
この辺り、面白いと言えば良いのか、注意する問題なのか、難しいところですね。
余談ですが、オリジナルのキングコングをご存じでしょうか。モノクロの古い映画です。私は今でもあれがコングのなかでは一番好きです。
その映画の中で表現されていた森が、モノクロであることも手伝ってか、こんな雰囲気だったように思います。
本日もありがとうございました。