過去に描いた絵を時々再検討しているのですが、 見方をひとつ変えてやると冴えなかったものが意外に新鮮に見えたりします。どうもなあ…と思っていた絵も、違った観点から眺めてやると意外に軽快に作業が運んでいたのかなと思うことがあります。
もっともこれは、非常に狭い個人の領域ですが、描画のヒントというのは、意外にそんなところに隠れているのかも知れません。これなどは、狭い山道の脇の斜面からひょろっと伸びた枯れ草に見えます。或いは水辺にも見えるかもしれません。
続きを読む私事ですが、この頃、そろそろ仕事を終えたいと思うことがあります。絵を描くことではなくて普段の仕事です。徐々に目が衰えてきてモニターを眺めるのがちょっとずつしんどくなってきました。元々あまり目は丈夫な方ではないので、いつまで普通にしていられるかなとぼんやり思っています。心配はその後の生活ですが、しかし色々とやっていることもあるので何とかなるでしょう。
枯れを描いている自分がドンドン枯れていく。まあ、そんなところでございますね。で、そんなことを思い始めたら、この頃やたら細かい仕事が続けて入ってきまして、なかなか絵を進展させることも叶わないでいるのですが、なるべく時間が取れた時にはストレスを感じない程度に進めたいと思っています。
続きを読む何かありそうでなさそうで…。ただの樹木にも見えるし怪しげなものにも見える。魔物はそれ自体ではなく、現実にある形を借りて出現するとかも言います。
私は絵を描き始めた当初はホラーアートが好きだったのでSFの世界にしか登場しないような奇天烈な魔物のデザインを幾つも描きました。カンブリア紀に出現した生物などはかなり参考にして面白かったですね。
しかし、そこはしょせんは私の才能。平凡なものにしかならなかったですが、その名残りなのか、今でも時折、別にそれを目論んだ訳でもないのですが、描画のなかに、ふと眺めると怖そうなイメージが出現することが日常的にあります。いつか怪物のデザインばかりを一つのブログに集めたりとかを考えていましたが、このブログでさえ更新のエネルギーに乏しいのでした。
続きを読むちょっとした小山の頂上付近の茂みのイメージです。象徴的な描画なので何とでもなるのですが、一応そんなのをイメージしたのですね。
しかしながら予期せぬ形になってしまったりでやっぱり苦労しております。普段の筆跡ビュンビュンな感じとは違ってこれも面白いのですが、予想したより賑やかになってしまいました。もう少しアッサリしたかった。何事も難しいものです。
住まいの周辺には小さな山が幾つもあって、いちいち名前などはないでしょうが、登る道がないかと以前から探したりしています。途中まではあったりするのですが、いちいち登るような山じゃないのですね、決まって途中から消えています。でも、登れたら意外に俯瞰が効いて町が見渡せる。おもしろいと思うのだけどなあ。こんな物好き居ないのでしょうね。
続きを読むタイトルは忘れてしまいました。お化けの出てこないホラー映画です。海に潜る趣味の女性が、知り合ったコーチと親しくなって結婚した。しばらくは幸せだったが、あるとき偶然目撃した。夫が教えている最中に指導にかこつけて女性を水の中に押さえつけているところを。その形相は明らかにそれだった。夫は変質者だった。ゾッとする光景だった。
訓練には時として厳しいときがある、そういう風に双方が何でもないを装ったのですが、危ないと感じた女性は夫から距離を取り、逃げる。夫は追いかける。すったもんだがあって、どうにか女性は逃げ延びた。
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