風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

ボテッと描いた水墨画

暗示的に描いた風景ですが、度胸試しみたいな絵です。墨汁です。

骨太の水墨画
サイズがデカイです。

あれこれと試しながら描いております。思うに、墨での描画は、水彩画のように後から重ねるとあまり良い結果が出ないようです。墨汁は膠質なので、乾いてしまうと上から重ねても溶け込まないのですね。

ですので、濃い部分は一気に、それも最初にドッとやる方が結果が良いようです。敢えて透明水彩のようにと思って描いていますが、色々と違う面がありますね。

今はまだ不慣れですが、これはこれで面白いものが描けるかも知れません。あれこれやってみたいと思います。

コロナの件が片付かない内に10月も終わりですね。やりたいことも色々あったけど、出来ないままこの時期を迎えました。しかし、解決しない問題はないと思うので、我慢強く行きたいと思います。

本日もありがとうございました。

形抜き

抜きの練習をやっています。岩場のようなところです。 

岩の形を抜きで描く
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これは透明水彩をおやりになる方であれば必須の練習だと思います。

言わずもがなですが、つまりは周りを描くことによって主題を浮かび上がらせる方法です。ネガティブペイントと呼ぶ人も居られますが、私は単純に形抜きと言っています。

岩の
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描き残し絵画と言っても良いですが、これを十分に練習している人の絵からは胸のすくような小気味の良さを感じることがあります。ここを観察するだけでも描き手がいかなる人であるかを察っせられる気がします。

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裸婦モデリングです

前回同様の裸婦モデリングの練習をしています。

裸婦モデリング

これはちょっとやんちゃをしてしまいましたが、普段のこのような練習では顔は必要ないと考えています。顔だけでなく、なるべく細かい部分は暗示だけにしたほうが良いと想います。

 

単純なモデリング

なるべく大雑把でやや薄めなイメージを描いて、その上に一度か二度重ねるだけでそこそこのものは浮き上がってくると思います。僅かなトーンだけでも事物は物語れると考えます。

 

単純なモデリング

漫画アニメ系によくあるポーズですね。これは上のシルエット状のものにひとつトーンを重ねただけですが、それでも描かれたものが女性なのか若いのか歳よりなのか、どんなスタイルなのかは大体語れますので、とりあえずはこの段階から進めるようにしています。

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水路

他愛のないタイトルですが、このごろずっと墨ばかりなので、忘れると困るので今回は普通にスケッチブックとポスカラになりました。

黒だけによる風景画

黒の感じやボケのくすみは墨よりもこちらが好みですが、それはそれこれはこれで面白さを探そうと思います。

これもちょっといじり過ぎました。そうなる主な理由は、描画の途中での計画の変更です。

これは透明水彩と同じく一方へしか描き進めないので、出品作を描くのであれば計画の変更はできるならしないほうが良いと思います。しかし練習なら遠慮なくやってみましょう。反省点は次に生かせればよいですね。

それよりも、今回はうっかり画面の真ん中に縦の筋が出来てしまっています。偶然繋がってしまうのですね。

絵を描いていると予期せぬ色んなことが起きます。反省点ですね。

本日もありがとうございました。

暮れゆく

裸婦になったり風景になったりとややこしいですが、公開順序もついつい成り行きになっております。一応水墨画です。

暮れゆくイメージを墨で描く
この絵はウインドウ幅より大きいです。クリッククリック!

いつか捨てるはずだった古い墨汁をいじり始めてから、いつの間にか深入りしています。スケッチブックに一般的なガッシュや水彩絵の具で描いているのと随分違うものだと驚いています。

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ペタペタ方式で裸婦モデリング

ちょっと裸婦モデリングをはさみたいと思います。以前に書きました例のペタペタ方式です。

ペタペタと陰影を置いて裸婦をモデリング

別にそんな名前はないのですが、ラフな形から始めて、陰影を重ねるにつれて徐々にモデリングする方法です。線を描いて塗る----という感覚ではなくて、大雑把な明暗をなるべく大胆に置いてゆくスタイルです。

細かい部分に行く前に先ず大雑把なモデリングができるようにしたいと考えます。そして気取り線を取ってしまおうということから私はこのスタイルで練習することが多いです。

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単純な明暗にしてしまう

物事を観察するときには、明暗の配置がどうなっているかに良く注意して、なるべく単純にすることができればと考えて居ます。

 

単純な明暗

何かを描こうとした場合、細かく散らばる形をできるだけ大雑把な明暗のパターンにしてしまいたいのです。それも以前から申し上げているように二段階か三段階で十分で、それ以上は必要はないと思います。

これは練習なので、作品を考えない方が良いと思います。つまり絵になっている必要はないという事です。ミエや色気は排除です。

 

船を単純な明暗にする

お、これはどこかの軍艦です。半分潜水艦みたいです。風景と違ってこのように形の明確な物に関しては、大雑把な明暗を配置した時点でプロポーションが取れていると喜ばしき状態です。 

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