物事を観察するときには、明暗の配置がどうなっているかに良く注意して、なるべく単純にすることができればと考えて居ます。
何かを描こうとした場合、細かく散らばる形をできるだけ大雑把な明暗のパターンにしてしまいたいのです。それも以前から申し上げているように二段階か三段階で十分で、それ以上は必要はないと思います。
これは練習なので、作品を考えない方が良いと思います。つまり絵になっている必要はないという事です。ミエや色気は排除です。
お、これはどこかの軍艦です。半分潜水艦みたいです。風景と違ってこのように形の明確な物に関しては、大雑把な明暗を配置した時点でプロポーションが取れていると喜ばしき状態です。
私は早描きを言うのは好きではありませんし、訊きもしないのに作成時間を言う人が苦手ですが、この場合は、早く描かねばお尻に火がつく感じでやると面白いと思います。最初は荒っぽいばかりですが、この場合はじっくりやるよりもその方が練習が生きると思います。
と同時に、筆の練習をすると良いと思います。色んな筆を使って、ぶつけたり引っ張ったり押し付けたり、どう扱えばどんな筆跡を残すか試します。安価な筆が意外に面白いです。
と言っても、高価な筆をあまり使ったことはありませんが…。
本日もありがとうございました。