風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

想像で描いてみる

想像だけでモデリングの練習ができるでしょうか。

 

想像でモデリングする

モデルや写真を見ながら描くのではなく、これは飽くまで脳の中に思い浮かべたものを描く練習です。従って形が崩れてもあやふやでも一向に構いません。

何故こういうことをするのかと言うと、私たちがモデルを前にしてデッサンなりする時でも、視線はモデルとキャンバスを行ったり来たりします。

続きを読む

少女

少女が何かを持ち上げていますが、これは適当にぼんやりと思い浮かべたシーンを描きました。

 

少女の単純なモデリング

私たちの頭の中には、どこかで見たシーンが無数に記憶されています。それは映画の一場面かも知れないし、日常のどこかで見たシーンかも知れません。あるいはどこかでみた写真かも知れません。

 時にはそれが夢に出てきたりします。夢の映像はまことに不思議です。見たこともないようなシーンがリアルに迫力に満ちて描き出されます。脳の不思議な部分です。

 そういう部分を単純に明部と暗部に分けて暗示的に描いてみようという試みです。

私にはとても面白いです。

本日もありがとうございました。

いきなりオカルトですが

ちょっと遊んでしまいました。思ったものはなんでも描きましょうということでやっていますが、これを覚えている人って居ますかね。

 

悪魔くんに出てきた魔女

 

確か悪魔くんだったと思いますが、かなり昔のテレビドラマに出てきたマネキンみたいな女性です。魔女かな?

かなりの親父しか知らないと思います。テレビがまだモノクロの時代でした。

最近ふと見る機会があったのですが、今見るとなんだか妙に色っぽいのですね。夜道で見かけたら一杯やりたいとか、それでついつい----。

ついでですが、明暗を押さえる練習をすると、ちょっと思い浮かんだシーンをイメージスケッチする場合でも、線描だけのものよりシーンをより具体的に描けると思います。

その部分は個人の馴染んだやり方が一番ですが、トーンで描くスケッチは多くの画家がやっていることで、簡単なシーンを思い浮かべるときでもなるべくトーンを考えると良いと思います。

本日もありがとうございました。

 

もや~っとしたのをひとつ

当ブログは基本的にモノトーン或いは墨一色と決めているので例外的ですが、ちょっと面白いと思ったのでここにupします。

これは何に見えるでしょうか。

 

おぼろに見える男

 

実は意図した描画ではありません。偶然によるイメージですが、私にはシカゴギャング風の帽子を被った男の背中に見えます。手前にテーブルもあります。

しかし角度を変えるとまた違ったものが見えるかも知れません。

続きを読む

ものはぼんやり見えてくる

 

これは私が取り組んできた試行錯誤を単純に述べています。興味をもって頂ければ幸いです。

例えば、暗がりで世間を眺めたらどんなものが見えるでしょうか。或いは遠いものを眺めた時、何が最初に見えるでしょうか。

ぼんやりから描く
暗示で描いた作業場

いきなり細かいものは決して見えてこないと思います。暗がりならぼんやりした陰影しか見えませんし、遠ければ、周囲が明るくても、大雑把な明度の違った色のパターンしか見えません。しかし私たちが絵を描く時は、大抵鋭いエッヂや細かい部分から描き始めます。

続きを読む

流れ

イメージスケッチを挟みます。これは渓谷の流れをイメージしています。 

渓谷の流れをイメージ

 以前から、単純な明暗のパターンを適当に置くだけで、ある部分が顔に見えたり物に見えたり、或いはまったく風景に見えたりすることがあるのに気付いていました。

多分、心霊写真と通ずる部分があるのではないでしょうか。

続きを読む

ペタペタで顔を描いてみましょう

誰でもない顔を完全にでっち上げましたので、随分マンガになりましたが、突っ込まないように。

水分で紙がたわんで歪んでしまいましたが、見れないことはありません。

要するに、明暗の調子を観察して面分けができればということを言っております。

 

陰影だけで顔を描く

 

筆を走らせずに陰影をペタペタと貼り付けるように置いて描きました。

どんなに複雑に見えるものでも結局は陰影の欠片の重なりで、これは風景でも人物でも同じです。それをできるだけ単純化して考えれば良いと思います。

 

本日もありがとうございました。

目デカいですね。