風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

もや~っとしたのをひとつ

当ブログは基本的にモノトーン或いは墨一色と決めているので例外的ですが、ちょっと面白いと思ったのでここにupします。

これは何に見えるでしょうか。

 

おぼろに見える男

 

実は意図した描画ではありません。偶然によるイメージですが、私にはシカゴギャング風の帽子を被った男の背中に見えます。手前にテーブルもあります。

しかし角度を変えるとまた違ったものが見えるかも知れません。

 絵の面白さはこの辺にあると、いつも思います。細かい部分は放置して暗示に任せる。人間の脳は、浮かび上がったおぼろげな形から様々なイメージを想像するように出来ています。

山などで遭難した方の話を聞くと、ほぼ全ての人が幻覚を見ています。大方の場合、それは現実を遥かにしのぐ程のドラマチックな映像です。

この辺の不思議を、絵を描きながらいつも考えます。

本日もありがとうございました。