風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

単純に抜いて暗示に訴える

訴えると書いたらなにやら訴訟でも起こされるみたいな感じですが、はやく言えば暗示に留めることにより、むしろ観る人に訴えるものがある----と昔から言われる例えです。

勿論、そうできていれば良いけれど、という話です。

暗示的な形抜き描画

これもネガティブを描くことによって形抜きする描画です。前回の単純な光抜きと同じです。

抜いた部分が何に見えるかはそれぞれで良いと思います。なるべくは描かない、というところに戻そうと思いました。大方ボカシたなかにくっきりと抜いた部分があるだけです。

こういう描き方をすると大昔のピントのボケたレンズで撮影した写真のようにも見えてなかなか面白いです。黒い影は人のようにも見えます。しかし絵に関してのあれこれは避けたいと思います。絵かきの言葉は描かれたものしかないとの考え方です。

 久しぶりにこれは墨汁で描きました。その意味では水墨画です。絵の具の黒と違って真っ黒な部分がないことをどうとらえるかですが、これはなかなか微妙です。

黒一色と言っても味も色味も雰囲気も違います。自分で描いていて驚くばかりです。

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ところで、昨年の暮あたりに大きなウインドウズのアップデートがありましたが、これに関係しているのかどうかは分かりませんが、ちょっとした意外なトラブルがありました。

私は予備を含めて三台のPCを運用しています。普段は、やや立派な、ビデオカードも割と上等なものを搭載した機械を使っております。その分には分からなかったのですが、予備とノートで久しぶりに画像を確認しますと、以前とは随分色味が変わって見えるのに気づきました。かなり青みがかって、文字も視認しにくくなっていました。

私はご覧のようにモノクロ中心に絵を公開していますが、その画像が青紫系に色がかぶるようになったのです。赤っぽく見える場合もあります。これは以前には見られなかったことなので、もしかしたらあの大きいアップデートが原因したかも知れないと思っています。

もし自分の絵がピンクがかったりしていますと大変なのでちょっと調べてみましたが、画像そのものには問題はありませんでした。

結局これは、ディスプレイ設定のカラー調整で修正できましたが、カラー画像を眺めているだけではなかなかわかりません。もし、このブログのモノクロ画像が色かぶりして見えているようでしたら、ぜひカラー調整をお勧めしたいと思います。

少し心配になりましたので…。

では、本日もありがとうございました。