風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

涸れ沢

無念な結果になってしまったあの山梨の少女行方不明事件。事件なのか事故なのか、まだ今のところは分からないと個人的には思いますが、そのせいで涸れ沢という言葉を何度か聞くことになりました。

涸れ沢

少女は、重点捜索された川沿いではなくて、林道から奥へ進んで行ってしまったとか色々言われていますが、納得できる説明はまだないように思えます。靴や靴下や肩甲骨とかが上から沢に流されてきたと言うことになっていますが、そもそも上に登れたのかとか、それは無理だとか意見が分かれています。なので事件説を言う人が多いのですが、なんともやり切れなません。事故で済まされてもちょっとうやむや感が残ってしまいます。

その件とは関係ありませんが、山を歩いていてふと迷い、いつの間にか沢を歩いていたら、それは既に危険な状態だそうです。沢を登るのは別の訓練と装備が必要で、ずっと沢伝いに下りて行けばどこかに出られるはずだと思っても大抵は下りられない高い崖に遭遇する。そこで引き返そうと思っても苦労して降りてきたことを思うと登り返せない。無理して巻いて下りようと思ったりするのですが、一旦下りると戻れないことが多くて、そこで切羽詰まる。そのまま下ってきた話もあるのでこれは確率の話ですが、一旦沢に迷い込むと遭難の危険が高くなるそうです。

わたしがうろつける範囲ではあまり危険なところはありませんが、それでも樹林に囲まれて薄暗く、水もろくに流れないで岩がゴロゴロしている、ちょっと気味の悪いところがあります。

そんなところでもし陽が暮れたらかなり怖いと思います。夜は間違いなく何か出ると思いますね。遭難する程の深い山には入りませんが、それでも、かなり深い渓谷に入ってみたいと思うことはあります。動画でひとりキャンプをしている人なんか、どれくらいの練習をしたのでしょうか。最初はやっぱり経験者と歩くのかな。つい最近までそんなことを考えていました。体力的に最早無理だと結論しましたが。

ところで、沢そのものを示す英語はないそうです。不思議なものです。

本日もありがとうございました。