風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

ビル街

例えれば、時間に追われるような感じで光のイメージだけで描いたビル街の絵です。以前もやりましたが、今回はやや違った描き方をしています。

夕方のビル街

雑派な描き方ですので最低限の説明をさせて頂ければ、夕方の、車のライトが灯り始め、ショーウインドウから洩れた光が道路に反射するころのビル街のイメージを描いています。この絵だと雨に濡れて光っているようにも見えますが…。

くれぐれもお断りして置きたいのですが、これは早描きを目的としているのではありません。これも一つの実験です。風景クロッキーのようでもありますが、これは時間を区切りません。成り行き次第です。

どこかで読んだか聞いたかの話ですが、主に集中力に関することです。それによりますと、小説や論文など、およそ文章の類はじっくり読むよりも、実は早く読む方が集中力が出るのだそうです。と言ってもこれは速読とは違います。普通の読書の話です。

そうなのかなあ、と当時思いました。私が慌てて読んでも全然頭に入らないからです。私の場合、正直言いますとじっくり読んでもあまり変わりません。脳みその問題ですかね。

でも、そうかも知れないと同時に思います。じっくり読むことに比べるとどうしても早く読もうとすると正確性などに問題が出てくる。しかし、脳みそ自体は集中力を増してなるべくそれに追いつこうとしている----という考え方はできるかも知れない。

絵に関してはどうだろう、ある時そんなことをふと思いました。脳が追いつかないような描き方になるので絵はどうしても雑派なものになりますが、しかし脳は集中力を増しているということはあるかも知れない。としたら、これを繰り返すことによって出てくる結果もあるのではないか。

下手な考え休むに似たりと言いますが、休んだ方が良いかも知れません。しかし、愚考は愚考なりにあれこれやっております。このブログは大方そのようなことで成っております。

本日もありがとうございました。