風の舞い--モノクロームの水彩画

モノクロを主とした裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

邪鬼が出た!

人の腹の底には邪鬼が棲む。多少は誰にもそれはあって、それを抑えるのも知のあり様。でもその人の知はどこからくるのか、考えればこれも不思議。

邪鬼

私は昔からアンプを作るのが好きで、貧しかったせいで既製品が買えず、捨ててあるようなラジオやテレビから部品を抜き取って作っていました。最初はラジオに毛の生えたような音しか出なかったけれど、徐々にその理屈も解ってくるようになって、大出力かつ結構な音のアンプが作れるようになりました。真空管の時代でした。

外見はとても音が鳴るようには見えず、それでも来客が「これが鳴っているのか」と目を丸くしていました。 ああいうのは色々ノウハウがありましてね、玩具みたいなのから始まって、それでもようやくここへ来ましたと、あまり親しくもないが頻繁に手紙をくれる女性への返事に書いたことがあります。あるサークル絡みでした。

すると女性は、自分の部屋にはこれだけのオーディオ設備がある。何々はソニー、何々はpioneer、あれこれと機種の名前が沢山並んでいました。

まあ…これはちょっと、通じないのですね。世間話すら無駄。

海外の有名ブランドの絵の具を値引きでようやく買ってみたものの、自分の腕前ではもったいなくて使えないから未だに文具。そう書いた人があったら、自分の手元にはこれだけ有名ブランドがあるとタラタラすぐに書いた人が居ます。

マウンティングとか言いますが、頭を取りたがる人の腹には間違いなく強い邪鬼が居ます。言ってくれる人がなければ大抵は自分では気づきません。でも言うと大変です。そういうのにまみれて生きている訳です。しんどいことです。

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絵の具で遊ぶ

絵は全くのブッツケで絵の具を垂らしてどんなものが出るかを、まあこれは遊んでいるのですね。なかなか面白いのですが、今回は邪鬼が出ました。と言っても当家の邪鬼は神に使役されている邪鬼です。悪霊退散の邪鬼ですね。コロナが言われ始めた時にも別のが出ました。きっとその辺に居るんだな。

こういうのをやる時はなるべく安物を使うのが良いと思います。遠慮なくやれるのがいいですね。筆もスケッチブックも100均。セリアのスケッチブックなのですが、小さくて良い場合は使いやすいです。もうちょっと大きいと良いのですが、やっぱり水彩紙じゃないのでたわみやすいのですね。

習字筆なども安くて筆先がばらけるのがむしろ良いです。それにしてもなんだか濃淡の出方が随分違いますね。同じカメラなのに、撮影角度とか色々あるのでしょうね。

狭いところで描いているので何かやっている上に段ボール置いています。当家の狭さは格別で、多分潜水艦のなかより狭いと思います。周りはとても見せられません。

でもあの段ボールもこうやってみると結構アートですね。今度絵の具ぶちまけてやろかな。

楽しけりゃ そこで お泣きよ

誰の歌だったかな。

え、違う?

どうでも良いです。

 

本日もありがとうございました。