風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

斜面(形抜きの練習)

普段の練習に戻りました。私は崖とか斜面とかの絵を過去何度も描いています。危ないところが好きなんでしょうかね。

 

墨汁で描いた斜面

筆と形抜きの練習を兼ねています。林の部分が上手く抜けませんでしたし、他にもしくじっている部分が結構ありますが、まあまあと言うところです。

しかし、わからないものです。ちょっと前までは墨汁で絵を描くなどは考えられないことでした。気まぐれが世界を広げる。そういう面があれば良いですが、面白く感じることはなんでもやってみたいと思っています。

 

動きのある単純なモデリング

もちろん、こっちも継続してますよ。時々は思い出したみたいにやってみます。

 

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海賊と暗示的なモデリング

海賊です。西洋の映画によく出てくるやつです。勝手に思いつくまま描きました。

 

海賊を墨汁で描いた

前回と同様のスタイルで描きました。こういう描き方というのは、穂先は箒に近くて、例えればオッサンのゴツい指でスマホの細かい部分を押すような感じです。細かい部分は割れた穂先の一部を使います。

早く言えば慣れなんでしょうけど、それにしても不思議です。それでよく描けるもんだと。自分でやってて言うのもなんですが。

海賊もそうですが、あの当時の西洋の軍人も皆ああいう帽子を被っています。ナポレオンもワシントンも被ってます。

結構面積広くて、風で飛ばされることってなかったんでしょうかね。それとも幼稚園帽子みたいに顎紐かけてるのでしょうか。

軍人なんか横に向けてるのも居るし、縦に被っているのも居ます。あれなんか階級で決まっているんでしょうかね。

わからないことは多いです。絵とは関係ありませんが…。

 

単純なモデリング

徹底して記号のようなモデリングも面白いと私は思います。実はこういう表現が昔から好きです。これはこれでもう少し煮詰めてみようと思います。

本日もありがとうございました。

かすれは面白い

前回書きましたように、敢えて穂先の揃わない安物の習字筆を使って描いています。これもコピー用紙に墨汁です。

かすれで描いた顔

そんなつもりじゃなかったのですが、ちょっとふくれっ面ですね。でもいいじゃないですか、安物の筆も結構面白いです。

私は全体のモデリングではあまり顔や細部にこだわるべきではないとの考えです。モデリングの初期は特にそうです。顔などは単独で練習すれば良いと思います。

 

後ろ姿をかすれで描く

女性の後姿らしいことはわかりますかね。

かすれの表現というのは、なかなか狙ってできるものではないので多分に偶然性の結果なのですが、それでも大きく見た場合にはそれなりにコントロールできるものです。

なんだか妙に面白くなってきたので、ちょっとばかり続けたいと思います。お付き合いくださいませ。

本日もありがとうございました。

様々な暗示描法を考える

これは敢えて穂先の揃いにくい安物の習字筆を使って描いています。もちろん百均です。この場合それが面白いのです。

暗示的なドローイング

描画上、色々と命中のむずい面があるのですが、それでも面白い表現ができると思います。

穂先が割れているので、一本の線は引けません。無理すれば引けるのですが、ここでは小言は考えません。

暗示的なドローイング

筆をグッとやると、同時に割れた穂先の分だけの線が引かれます。ときには潰れて面になります。以前に、線もとどのつまりは面だと言いましたのでややこしいのですが、大雑把に解釈してくだされば良いと思います。

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丘の向こうへ

と題したイメージで、筆の練習を兼ねて描きました。丘の上に伸びている山道です。

墨汁で風景画

相変わらず劣化墨汁で描いています。うむしかし、やはり乾くと黒が抜けます。でも筆の練習には使えますので、使い切ってやろうと思います。

このタイプの描画は形抜きの練習でもありますね。狙い通りにどれだけ上手く形を塗り残せるかが勘どころです。

 

墨汁で風景画

こちらにはその要素はあまりありません。しかしこういう単純なのも悪くはないです。元々当ブログは単純思考ですので、徐々に戻したいと思います。

本日もありがとうございました。

大まかな陰影だけの裸婦

これは私にとってもひとつの実験です。形を整えることよりも大雑把な陰影だけを置くように心がけます。

大雑把な陰影だけの裸婦

単体としての裸婦ではなくて、シーンを考える場合、裸婦もシーンに溶け込んでいなければなりません。その陰影をなるべく大掴みに配置することを考えたいと思います。

しかしこうやってみると随分崩れてしまってお笑いな部分も多いですが、めげないでやりたいと思います。

本日もありがとうございました。

方向線だけで描いてみる

これは直線で考えてみることとかなり繋がるものがあるのですが、もっと単純だと思います。

方向線だけで考えた裸婦

身体がどの方向に向いてどんな姿勢をとっているかをなるべく単純な線で描いてみる練習です。

方向線だけで考えた裸婦

人間の身体の美しさを担保しているのは細かい部分ではなくて実にこの部分だと考えています。ここで先ず、人間が自然に持っている造形の美しさを考えることができればと思います。

方向線だけで考えた裸婦

針金細工を考えても記号に近づける考えでも全然良いと思います。針金だって少ない手数で工作するとゴネゴネしない素直な線を描きます。

作為的な線を重ねるのはやらないほうが良いと思います。絵に迫力をつけてやろうという試みはあちこちで見られますが、この練習では不要です。修正線は誰にもありますが、このブログでは、なるべく単純を目指したいと思います。

本日もありがとうございました。